バンコク里帰り、最後の2日間は駐妻的休日。タイ料理仲間で、2度目のバンコク赴任中のお友達と遊び倒すことになった。私がこんなところ行きたいなーと事前に言ったら、あれやこれや3コースくらい提案してくれて、その計画の素晴らしさに感動。やっぱこれだよ、日本人(泣)。
で、短時間にいろんなものが食べられる&見られる&買えるインパクトのOTOPへ。たまたま日程が帰省時と重なっていたのだ。私は初めて行ったけど、ほんとすごい! タイ全土の物産展で、その規模がハンパなく、1日かかっても見られない。ジムトン、ギフトフェア、スーパーウエアが駐妻の三大セールで、なぜかOTOPはあまり駐妻が来ないけど、「超おすすめ」と友人は言う。
まずは飲食ブースで、地方ならではの食べ物で腹ごしらえしてからいざ出陣! 何百というブースを制覇すべく、ブースとブースの間を競歩しながら左右チラ見で移動し、目に留まると立ち止まって物色。
ミニサイズのもち米の蒸し籠や、イベントで着られそうなタイシルクのスカートを買い、ブースも残りわずか。そこで見つけたのが、タイハーブたっぷりのナッツだ。味見すると、お酒のおつまみにもぴったり。1袋20Bくらいの小袋なので、バラまき土産にもちょうどいい。
そこで、10袋購入。お金を払うときに、「10袋買ったから、1本おまけしてくれる?」とタイ語で聞いたら、店番のおばちゃん2人が大爆笑。あなたは日本人だけど、タイ人のことがよくわかってる、と。
こういうとき日本人は大抵いくら値引きできるか交渉するけれど、値引きするより、「おまけして」のほうが成功率高いし、好印象。
ま、私も最近、日本でイベントをちょこちょこやるようになって分かったのだけど、値引きされて収入が減るより、収入キープで商品が減ったほうが帰りの荷物が軽くなるし、特に食べ物は賞味期限があって廃棄になっちゃうから、持ってけ泥棒状態の方が心が救われる。
「ロット・ダイ・マイ(安くして)」より「テーム・ダイ・マイ(おまけして)」のお試しを~。
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!