小6長男の小学校最後の運動会。毎年ヨードは仕事で、中2長女と3人でのお弁当だけど、最後くらい張り切って作ろう! と、とりあえず品数だけは多くすることに。とはいえ、こちらも仕事がいっぱいいっぱいなので、ほとんどが冷凍食品頼み。
冷凍から揚げ、冷凍ハンバーグ、冷凍スパゲティ。それにウインナーを炒めて、卵焼き、マッシュポテトを作って、チーズ入りはんぺん、ブロッコリー、プチトマトで9品! それにおにぎりを付け、冷凍フルーツゼリーをデザートにして、有終の美のつもり。しかし、ほとんど冷凍や市販品を使ったのにもかかわらず、すごく時間がかかり、お弁当を作るだけで疲労困憊。
そして、運動会の翌週は娘が鴨川シーワールドに校外学習。また冷凍食品で乗り切るか……と、買い込んでいたら、前日にちょっとした交渉があった。娘が「明日、自分で弁当を作るから、〇〇買って」というのだ。
さて当日、お弁当を作らなくて済んだのでゆっくり起きると、娘はすでに出かけた後。が、冷凍から揚げも減ってないし、昨晩多めに炊いたご飯もそのまんま。お弁当、どうしたんだろう? と思い、帰宅した娘に聞いたら、「食パンにした」と。
「何か挟んだの?」「挟んでない」「何か塗った?」「塗ってない。1枚焼いて持っていった」と。まじか。
つい数日前、弟には渾身の弁当を作ったのに、姉には作らず、食パン1枚って、周りの人に毒母と思われてるんじゃなかろうか。もう、下手したら児童相談所に匿名通報されてもおかしくないレベルじゃん。
「だって、弁当を作るのに早起きするなら、ギリギリまで寝てたいし。それに、煎餅作り体験で、お煎餅を3枚食べたから、結構お腹いっぱい」と。
でもさ、年頃の女の子の弁当が食パン1枚ってどうなの? 友達に見られて平気なのか?
それにしても、もしタイの学校だったら、弁当の心配もせずに済むんだろうなーと思うと(日本人学校のママは超早起きして毎朝弁当を作ってたけど)、日本って大変だよなぁ。
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!