【よもやま話】
日本で「タイカレーのヤマモリ」として知名度上昇中のヤマモリですが、タイでは10年ほど前から日本のカレーを販売、今年チキンカレーを新発売しました。「タイと日本の食の架け橋」をめざすヤマモリらしいですね。
20年も前ですが、タイ人とのパーティーで日本のカレーを出して、ほとんど食べてもらえなかったことがあります。ターメリックがダメだったり、タマネギやジャガイモに抵抗があったりで、いくらおいしいよとすすめてもダメでした。
なんだか日本人の味覚を否定されたようで悲しかった思い出があります。それが今では、日本人向けの輸入品ではなく、タイで生産したレトルトカレーがスーパーに並んでいるのですから隔世の感があります。ここまでにしたヤマモリの努力に敬服です。
日本人の心の味でもあるカレーとはどんなお味でしょう? それはレストランのまったりした高級カレーでも、本格的なインドカレーや上品なフランス風カレーでもなく、お母さんが作ってくれたような「ふつうのカレー」です。よく「ふつうのカレーが食べたい」と言う人がいます。ヤマモリのチキンカレーを食べていたら、そんな人たちの顔が浮かんできました。ちょっと自慢げに教えてあげようと思います。
(ヤマモリ提供)