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歯を失った際の治療として、入れ歯やブリッジとともに知られる「デンタルインプラント」。実は、タイはインプラントの技術が高いと言われている。BTSトンロー駅からすぐの場所にある「デンタルワイズクリニック」のナポン・プアポーンポン医師に、タイでインプラントを受けるメリットを聞いた。
喫煙や飲酒で歯周病のリスク
「健康な歯を守りたい」と考える人は多いはず。日本では1980年代から、80歳以上で20本以上の歯を残そうという「8020(はちまるにいまる)運動」が推進されている。
だが、厚生労働省が2016年に行った「平成28年歯科疾患実態調査」によると、8020を達成した人の割合51.2%。2011年の前回結果(40.2%)よりは大きく増加しているが、半数近い人が、多くの歯を失っているのだ。
男性と女性、また年齢によって、歯を失う傾向に違いはあるのだろうか。バンコクで20年以上の歯科医師歴を持ち、人々の歯を見てきたナポン医師は、次のように語る。
「歯そのものには、性差はありません。大きな影響を与えるのは、喫煙や飲酒という生活習慣の違い。この両方を普段から行う男性の方が、歯に関する問題が起きやすいですね。また年齢別では、30代から歯の抜ける大きな要因の1つである歯周病となる人が増え、特に40〜50代で治療が必要となる人が多いです」
ちなみに、デンタルワイズクリニックを利用する日本人の患者では、女性はクリーニングやホワイトニング、インビザラインなど審美が中心。男性にも審美での利用も多いが、インプラントなどを行う人が多いという。

ドイツの大学でインプラントを修めた、院長のナポン医師。矯正歯科の専門家でもある。
「タイ」はインプラントの技術が高く、日本より安価
「インプラント」は、あごの骨の部分に人工歯根を埋め込み、人工の歯(クラウン)を装着することで、自然な見た目と本物の歯に近い機能性を得られる治療法。しっかりと固定されるため、咀嚼時の安定性が高く、周囲の健康な歯に負担がかからないメリットがある。
気になるのが治療費だろう。日本では、インプラントは一般的に公的医療保険の適応外で全額自己負担。歯1本の治療で総額30万〜50万円がかかると言われる。だが、タイであれば物価の違いなどから「日本の半分ほどの金額で済む」(ナポン医師。以下同医師)という。タイでは、メディカルツーリズムとして、海外から多くのインプラント患者も受け入れている。
では、タイでどのような基準でクリニックを選べば良いか。同医師は「技術」と「ドクターのスキル」の2つを挙げる。
1つ目の「技術」についてだが、インプラントはクラウンを装着の前に人工歯根を顎の骨に埋める手術が必要となる。他の手術と同じように失敗のリスクはあるが、高い検査技術があればリスクを軽減することができるという。
「デンタルワイズクリニックでは、CTスキャンや3Dレントゲンを導入しているので神経や血管、骨などを3次元で見ることが可能。インプラントの位置を正確かつ安全に把握することができます」

外科手術を行うため、デンタルワイズクリニックではリスク回避のために3DCTスキャンを導入。
手術であるからこそ、2つ目の「ドクターのスキル」も重要だ。インプラント専門医のいるクリニックを選びたい。
ちなみに、インプラント治療は2つの分野に分けることができる。1つは、人工歯根を埋めるなどの実際の手術。もう1つは、「補綴(ほてつ)」。あまり聞き慣れない言葉だが、これは歯が欠けたり、失った場合に人工物で補うことを指す。インプラントでは、クラウンなどを作る技術を指す。隙間があると、歯垢が溜まり新たな虫歯の原因にもなる。個人個人で全く異なる口腔内の状況に合わせて、クラウンを作ることは非常に大事で、高い技術力が求められるのだ。
大学で講義を行う知識と技術を持つ医師がそろうデンタルワイズクリニック
デンタルワイズクリニックには、「インプラント手術」と「補綴」のスペシャリストが在籍。手術を行う医師とクラウンを作る医師で構成された専門医チームがあり、専門性を高めているという。
そのなかでも「タイ屈指の技術と知識を有する人物」とナポン医師が語るのは、20年以上のキャリアを持つルッド医師。インプラント手術と補綴の両分野において、アメリカ協会の認定を受ける人物だ。
この他にも、アメリカ、ドイツ、オランダなどでインプラントを学んだ医師がずらり。またルッド医師を筆頭に全員が、有名大学の歯学部で講義を行っている人物だという。
インプラント手術とクラウンの製造を行うインプラント専門医として、ルッド医師、スパチャイ医師、アンチャリー医師、ウット医師の4名が在籍。なお、デンタルワイズクリニックでは、毎年数百人の患者さんの大半が日本人。タイに住む日本人に信頼されるクリニックといえそうだ。
4カ月以上、タイに住む人はインプラントの検討を
インプラントは手術が必要なため、治療にも時間を要する。また術後のケアも重要だ。ナポン医師は、4カ月ほどタイに住める方はぜひ一度相談して欲しいと語る。
デンタルワイズクリニックでは手厚い保証を用意しており、 初年度はトラブルによる交換を無料でカバーし、さらに術後5年まで補償があるという。
ちなみに、インプラントは10年以上は問題なく使用できることが多い。メンテナンスを怠ると最悪のケースでは、インプラントが抜けるという問題にもつながりかねないという。
日本から赴任でタイ、バンコクにきている人は、「10年もタイにいないかもしれない。バンコクでインプラント治療を行っても、日本に戻ったら手入れはどうするべきか」と思う人もいるだろう。
実は、日本人の利用が多いデンタルワイズクリニックでは、日本への帰国後を考えたカウンセリングを行っている。
その1つが、治療時に使用する製品ブランドのチョイス。インプラントには様々なブランドがあり、デンタルワイズでは世界でトップといわれる「Straumann」をはじめ、5種類のブランドを取り扱っている。
このなかから、日本でも継続してメンテナンスや治療が受けられることを考慮して、患者にあったブランドを選んでくれるという。
デンタルワイズクリニックは日本人通訳が在籍するので、このような込み入った質問を日本語で行うことが可能だ。
一生を通じて大切に扱いたい「歯」。タイに住んでいる今こそ、インプラントを検討してはどうだろうか?
デンタルワイズクリニックでは手厚い補償を用意。初年度のすべてのトラブルには補償が適用されます。補償の詳細については、デンタルワイズクリニックまで直接お問い合わせください。
Dentalwise Clinic
住所:スクンビット・ソイ55(トンロー通り)95/1-2
営業日時:平日10時半~19時半、土日9時半~18時半
電話:099-838-1833(日本語)、02-392-2628(タイ語、英語)
WEB:https://www.dentalwiseclinic.com/jp/