日本からの旅行者に紹介するつもりで行ってきたのです。バンコクに住んでいる人向けのレジャースポットではないだろうと。思い込みは怖いですね。あ やうくイケてるスポットを見落とすところでした。こりゃあ、休日の家族時間にもデートにもいいぞ。次はあなたがバンブーダンスで飛べますように。

【旅して書く係】 編集部KN 慣れたはずのレジャー取材。不覚にも忘我で大はしゃぎ。面目ない……

生まれ変わった隣県の旧ローズガーデン
バンコク都心部から約42km、タクシー飛ばして1時間弱。西の隣県、ナコンパトム県の観光施設「サムプラン・リバーサイド」に行ってきました。ん、どこ? と首をひねる人も多いでしょう。
ここはローズガーデンの名で、50年も前から地元の人にも観光客にも親しまれている所です。総敷地面積27万2000㎡ほどの中には豊かな自然だけでな く、タイの伝統や歴史の体験ゾーン、宿泊施設、飲食施設など、レジャー要素がいっぱい。ローズガーデンはその一部という扱いになり、このたびレジャー施設 としては「サムプラン・リバーサイド」に改称されたそうです。
前置きが長くなりました、中へ参りましょう。
遊びの焦点は、とことんタイ・ビレッジ!

緑がまぶしい園内を眺めながら、まずは伝統芸の体験ができる「タイ・ビレッジ」を目指します。ビレッジ内に点在する工房で、果物のカービング、マーライ (花輪)、絹織り、焼き物、蛇の目傘などが作られており、職人芸を見ることはもちろん、体験することもできます。これがおもしろい! ここは物怖じせず、 勧められたらぜひやってみてください。実は、多少こちらの文化を知っている在住者のほうが楽しめるかもしれません。
最初は、観光客向けに紹介するつもりでやってきたのです。ところが在住7年経った私が、飛んだり跳ねたり踊ったり、触ったり作ったり。タイ舞踊にバンブーダンス、やりすぎました。
スタッフはほぼ全員が地元の人、施設は野生の植物を生かし作りすぎていない、観光順路など強制されず気分次第で伝統芸と触れられる。空の下で心身が開放的になるのが在住者には、とても魅力的です。後で友人に聞くと、タイ人もたまにリフレッシュしに行くのだとか。ほほう。
川沿いごはんの後は午後ショーで、ゆるり ほのぼの笑う!

午前中しっかり遊んだら、お昼は、ターチン川沿いのタイ料理レストラン「イン・チャン」へ。園内にはレストランが3カ所あるのですが、「落ち着く・川の風景・自家製オーガニック野菜も使うタイ料理」のポイントでここがいちばん!
私たちの真向かいに、中華系の風情のある年配女性たちがやってきました。わざわざレストランだけを目指してここで食し、帰っていくタイ人もいます。盛り付 けにも気配りが見え、うれしくなります。口にしてみると……、味付けはバンコク都内の高級タイ料理レストランを思い出します。少し甘めでしょうか。
ホテイ草がぐんぐん流れていくターチン川、ゆっくりしたら再びタイ・ビレッジに戻り、象の青空ショーと木造劇場でのカルチャー・ショーを観ました。象の ショーは、絵を描く象がいる「クロコダイル・ファーム」ほどの驚きはないものの、ほのぼのしていて温かい。カルチャー・ショーは「サイアム・ニラミット」 と比較して、手作り感と丁寧さを感じました。最後は客席から降りていった来場者と一緒にタイダンスです。
しめはジャックフルーツアイスとスパグッズ

お茶をしようと、タイ・ビレッジを出て「リム・クロン・マーケット」のカフェに入りました。ホームメイドのアイスクリームは、地元のフルーツを使ったもの で1個35B。そこで見つけたジャックフルーツを注文しました。バンコクであまり見かけないフレーバー。匂いや舌触りなど果物自体の個性が活きていても甘 さ控えめで食べやすく、おすすめです。
自家製オーガニックハーブで作ったスパグッズのお店では、買い物に夢中になりました。石鹸4個、ヘアジェル1本、リップバーム1個、ボディバーム1個、お香1瓶を買い上げて店を出ると、もう夕暮れ。あー、また来よ。
帰りは公共交通機関を使ってみようとトライしましたが、とっても不便でした。やはりタクシーに乗っているだけのほうが、余韻にも浸れてよかったかな。
サムプラン・リバーサイド
Sampran Riverside
住所 Km.32 Petchkasem Rd., Sampran, Nakorn Pathom
電話 0-3432-2544
HP www.sampranriverside.com
営業 タイ・ビレッジ10時~12時、13時半~18時、リム・クロン・マーケット10時~17時半 タイ・ビレッジ伝統芸体験(10時~12時)500B、(ビレッジ散策+観劇+ランチブッフェ)が利用できる








