公益財団法人社会貢献支援財団では「社会貢献者表彰」の推薦を受け付けています。
昨年の受賞者を紹介します。
【第56回受賞者 スランガニ(スリランカ)】
スリランカは南アジアで最も高い識字率を誇っていますが、貧しい家庭の子どもたちは学びの環境を整えることが困難です。スラム街で自宅の一部を開放し、無料で子どもたちに読み書きを教えていた、若い女性スランガニさんと出会った馬場繁子さんは、幼稚園と地域の幼児教育支援を行おうと「スランガニ」を1992年設立しました。
スリランカでは幼稚園の8割以上が個人経営です。当時、園同士の繋がりは希薄で、園によって子どもたちの学びの環境が違っていました。馬場さんは個々の幼稚園をいくつかの小さいグループに分け、グループごとに集めてワークショップを行い、先生たちの情報交換のためのネットワーク作りを始めました。今ではスリランカ各地で園が小さなグループを作り、約400の園の先生たちの間にネットワークができて、地区の先生たちを介して支援を行っています。
障がいを持つ子どもたちの通所センター、自立支援のための食品加工所、子どもたちが自由に楽しく絵本に触れる環境を作り、家庭へと広げる絵本箱プロジェクトなど活動は広がり、今年で30年を迎えます。
社会貢献者表彰とは
公益財団法人社会貢献支援財団は国の内外を問わず社会と人々の安寧、幸福のために貢献し、顕著な功績を挙げながらも報われることの少なかった方々を表彰する「社会貢献者表彰」事業を昭和46年にスタート。毎年表彰を行っています。表彰の選定は一般の方からの推薦をもとに決められます。推薦はどなたでも可能です。皆さまからの、この表彰にふさわしいと思われる方の推薦をお待ちしています。
<対象となる功績>
●困難な状況の中で努力し、社会の安寧や幸福のために尽くされた功績、先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績など
●海の安全や環境保全、山や川などの自然環境や絶滅危惧種などの希少動物の保護に尽くされた功績など
●推薦方法の詳細は当財団のウェブサイトをご覧になるか事務局までお問い合わせください。
WEB:www.fesco.or.jp<候補者について>
●年齢・職業・性別・信条などの制限はありません。
●日本で活躍する方、もしくは海外で活躍する日本人を対象とします。
公益財団法人 社会貢献支援財団
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