希少種・飛騨牛を使ったメニューなど、岐阜県とは非常に友好的な関係にあるコンラッド・バンコクの日本料理「きさら」。
今回はその関係をさらに立証する「岐阜鮎海外推奨店」の第1号店に「きさら」が認定され、その認定式および「GIFU “Omotenashi”」イベントが、去る11月25日に開催されました。
認定式では世界農業遺産「清流長良川の鮎」推進協議会・会長の玉田和浩氏より、コンラッド・バンコクのハーマン・アーリック総支配人に認定書が、さらに岐阜県副知事の河合孝憲氏より、「きさら」の進藤顕司料理長に盾が授与されました。
レセプションは岐阜県のスパークリング地酒の乾杯から始まり、塩焼きを始め、フライやお吸い物など、長良川の鮎を使った料理が12品目提供されました。
鮎の塩焼き
長良川で秋に獲れる鮎は子持ち鮎。身を食べるというよりは、ギッシリ詰まった卵を味わう一品。卵に栄養を取られるので身は薄いのですが、それが焼いたときにパリッとした食感と香ばしさうみ、軽く1尾丸ごと食べられる逸品。
鮎の一夜干し料理
今回は鮎の一夜干しをフライにしたり、香ばしく焼いてお吸い物にしたりと、様々なバリエーションで楽しめました。もちろんそのまま食べても、お酒のあてとしてご飯のおかずとしてぴったりの一品。タイらしく、トムヤム味のお吸い物もありました。
鮎の昆布巻き
通常、昆布巻きはニシンなどを使用するところ、今回は鮎の昆布巻きが登場。ニシンほどくどくなく、あっさりながらもその風味にきちんと鮎の存在感を感じられるプロの料理人ならではの味付け。
飛騨牛
そして岐阜、そして「きさら」といえばおなじみの飛騨牛。飛騨牛は和牛ならではのサシの美しさと繊細な風味はもちろん、噛んだ時に少しサクッと感じる絶妙な食感が魅力。鉄板焼きはもちろん、噛んだ時に鼻に抜けるように香草が香り立つ牛すじ煮込みが印象的でした。
鮎を世界中の人に知ってもらいたいという熱い想いのこもった認定式でした。
世界農業遺産の長良川の鮎、そして希少種の飛騨牛と、日本でも現地に行かなければ味わえない貴重な食材とふんだんに使った料理を、「きさら」でぜひ体験してみてください。
KiSara
時間:11時半~14時半、18時~22時半 無休
電話:0-2690-9417
HP:www.conradbangkok.com
場所:コンラッド・バンコク3階