ナスは、「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」と初夢の縁起物だったり、お盆には「精霊馬」の牛に見立てられたり、「秋茄子は嫁に食わすな」なんてことわざがあったりして、日本人の生活や文化に密接に関わっている野菜といえるでしょう。
タイでは、世界的にも珍しいナスの野生種が多く残っていて、丸いの、長いの、緑や紫、白や黄色など変わった形のものを見ることができます。ですが最近、タイにはなかった米ナスがスーパーの売り場で幅をきかせるようになりました。
紫のナスにもいろんな品種がありますが、ヘタが緑色なのが米ナスです。タイになかったのも当然、米ナスはアメリカで品種改良されたものなのです。それが日本で「米ナス」と呼ばれる由縁でもあります。ちなみにナスは英語でエッグプラントですが、当初、アメリカに伝わったナスが白くて丸いナスだったからだそうです。
タイの青長ナスは、焼くとトロトロになってそれが魅力ですが、米ナスは加熱しても煮崩れないので、調理しやすく、食べ応えがあります。料理によって使い分けるといいでしょう。
<材料>
米ナス 1個
鶏ひき肉 50g
水 800㏄
水溶き片栗粉 大さじ2~3
塩コショウ 適量
ヤマモリ白だし 大さじ3
<作り方>
(1) ナスを大きさに合わせて2~3つにカットして、水に浸してあく抜きしてから電子レンジに2~3分かけます。
(2) 鍋に水と鶏ひき肉を入れて、アクをとりながら煮立てて、白だしを加えます。
(3) ナスを鍋に入れて柔らかくなったら取り出して器に盛ります。
(4) 鍋に水溶き片栗粉を加えてとろみを出し、ひと煮たちさせてできあがりです。
\ ポイント /
ナスの皮が固い場合や早く柔らかくしたい場合、皮を縞に剥くといいでしょう。飾りとしてもアクセントになりますね。大きさを活かした見た目にも食べ応えのある料理にしたいところです。鶏をあんにいれましたが、中に詰めてもいいですね。米ナスは、簡単には煮崩れませんので、大丈夫かな? と思うくらいに十分に加熱した方が柔らかくておいしいです。
\ 今回のレシピにヤマモリ!/
おいしい米ナス、いろいろな食べ方にトライしたいですね。お上品な和食にするならあんかけがオススメ。鶏やエビでひと手間かけてアクセントをつけてもいいですが、ヤマモリの白だしを使えば調理も簡単です。煮物上手を目指しましょう。

ヤマモリの白だしは淡口しょうゆをベースに鰹のダシを効かせています。
うまみをしっかりと味わいつつ、色々な料理を上品な色合いに仕上げる事ができます。 500ml