青澤直子のよもやま話

煮込んだトマトで医者いらず!「スペアリブのトマトシチュー」《野菜ソムリエ・青澤直子のヤマモリ食菜よもやま話》vol.039

世界で一番食べられている野菜は何でしょう? それはトマトです。日本人の野菜の摂取量が減る中で、トマトは例外に増加しています。国民1人あたり年間10kg、1日ミニトマト2個程度というところでしょうか。

世界で多くトマトを食べているのは、リビア、エジプト、トルコ、ギリシャ、スペイン、イタリアといった地中海沿岸の国です。リビアは日本人の12倍、スペインやイタリアでも4~5倍ものトマトを食べています。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」という西洋の諺があるほど、トマトにはリコピンやビタミン、ミネラルが豊富で、多くの効能があります。また、うまみ成分のグルタミン酸やアスパラギン酸を豊富に含むのでだし要らず、だれでも料理上手になれる魔法の食材です。

日本人は、サラダで食べることが多いのですが、加熱すると酸味と甘みが凝縮されておいしくなる上に、量もたっぷりとれます。加熱料理で大きなトマト1日1個を目指しませんか?

<材料>4人分

スペアリブ 400g
ヤマモリのとんかつソース 100cc
トマト缶(ホール) 1缶
タマネギ 4個
人参 1本
マッシュルーム 200g

赤ワイン 200cc
ニンニク 4欠
オリーブオイル 適量
ローリエ、その他ハーブ類 お好みで
塩・胡椒・砂糖 適量

<作り方>

1:スペアリブはあらかじめ塩と胡椒を揉みこんで常温にします。
2:フライパンにニンニクのみじん切りとオリーブオイルを入れて香りを出し、スペアリブを入れて焼き目をつけたら大きめに切ったタマネギ、マッシュルーム、人参を加えます。
3:油が回ったらトマト缶のトマトをつぶしながら入れ、赤ワイン、とんかつソース、ローリエなどを加えます。
4:灰汁や油を時々とり、味を調えながら弱火で30分~1時間ほど煮込みます。

\ 今回のレシピにヤマモリ!/

肉や野菜をトマトで煮込むだけでもおいしいのですが、ヤマモリのとんかつソースを加えると濃厚なシチューに変身します。この最強タッグを味方に、煮込み料理や粉から作るカレーなど、手間のかかりそうな料理に果敢にトライしてみてください。

野菜のうまみと果物のコクにスパイスを加えてじっくりと煮込んだヤマモリのとんかつソース。今回のレシピではトマトとタッグを組み、うま味の世界をぐんと広げてくれます。500ml

 

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