グルメ

「おだし八景」のおでんが美味しい理由。バンコクで本格和食に舌鼓。

日本を離れた海外生活を送っていると恋しくなるものーーその筆頭は和食ではないでしょうか。
特に、なかなか自宅では作れない本格的な〝だし〟を使った料理を食べたい、と思う瞬間は誰にでもあるはず。

そんな人にオススメしたい和食料理店がオープンしました。その名も「おだし八景」。岡山県湯原温泉にある料理旅館「八景」の系列店で、店名に〝だし〟の文字が入るほどこだわりを持つ店です。

何よりもこだわっている“だし”が堪能できる「おでん」が、ついにお好みの具材、単品でオーダーできるように。おでんの具材や、独自にアレンジされただし料理も多数登場。また、料理に合う日本酒や焼酎も豊富にそろえられています。

そのだしの秘密、そしてタイで提供するからこそ考え抜いたという食材や調理方法について話を聞きました。

Odashi hakkei Oden

こだわりのだしと製法で極められたプロのおでん

日本人なら誰にとってもおなじみの味、おでん。口の中で具材からだしの味がジュワッと広がる何ともいえない優しい風味は、「おふくろの味」の代表の1つになっている人も少なくないかもしれません。

おでんは、家庭でも味わえる料理ですが、プロにしか出せない味もあるんです。おだし八景のおでんはまさにそれ。だしが違うのはもちろん、その製法にも徹底したこだわりと技術があるからです。

おだし八景では、具材1つひとつでだしの種類や濃さ、煮込む時間が変えられて作られています。口にしたとき、その具材の固さやだしの濃度などが頂点になるよう、計算され尽くされているのです。

Odashi hakkei スミさん

「美味しい食材を和食の基本だしで更に味わい深い逸品にしたい」と料理人のスミさん

 

例えば、おでんの具材としてはちょっと珍しいトマト。おだし八景では、「bijin tomato」のミニトマトを採用していますが、皮をむいたトマトは火が通るとすぐに煮崩れしてしまうため、さっと火が通っている程度。トマトの甘みや酸味、そして程よい歯ごたえはそのままに、ほのかなだしの味がトマトの味と絶妙なハーモニーを奏でます。

一方、女性に人気というロールキャベツはクタクタになるほど煮込まれていて、キャベツは箸でふわっと切れるほど柔らかくなっています。噛み切れずにキャベツがすべてむけてしまうロールキャベツもよくありますが、おだし八景では一口一口、キャベツとひき肉を味わうことができます。

代表的な大根をはじめ、ウインナーや卵などお馴染みの具材は1個80バーツというお手ごろ感。懐かしいものから、おだし八景でしか食べられない全17種類が楽しめるおでんはリピート間違いなしです。お好みの具材を頼むと、調理済みの各具材がひとつお鍋に入れられてテーブルに。食べる前にコンロで適温に温めてからいただきます。

Odashi hakkei tamago

おでんの卵がなんと半熟。トロッとした黄身をだしに溶かしながら食べるのが通

Odashi hakkei Oden2

定番からオリジナルまで、ハズレのないおでんの具材

 

おでんのなかでも店主一番のおすすめは、海老真丈(えびしんじょう)。おだし八景では、海老をすり身にしてお店独自で練って作っています。お客さんがオーダーしてから真丈を揚げるのが、おだし八景流。揚げたてほやほやの海老真丈にさっとだしをかけていただくのがやみつきになる美味しさです。ちなみに、牛蒡天も同様に、揚げたてにだしをかけていただきます。

Odashi hakkei ebishinjyo

海老をすり身にして練り上げて作られた真丈は揚げたてふわふわ

 

“おでん”であり、“おでん”ではない?逸品料理の数々

おでんとともに食してほしい、だしをふんだんに使った創作料理の数々もそろっています。特に、「和牛おでん」と「かき揚げ」など、このお店でしか味わえないオリジナルメニューは絶対に試してほしい絶品料理。

例えば「和牛おでん」は、ミディアム程度に火の通った和牛ステーキをだしとともにいただく一品。だしと和牛のハーモニーは、あるようでなかった衝撃と優しさを感じさせてくれます。

「かき揚げ」は、ソフトオープンでデリバリー弁当メニューにも入っていたのですが、お店で食べるとその味の違いに驚き。極細にカットされたサツマイモが海鮮具材の周りにあしらわれ、カリッカリに揚げられています。揚げたてのかき揚げはさっぱりなのに食べ応えある歯ざわりと風味。お塩でいただく天ぷらは、お酒のおつまみとしても、ご飯のお供としても最高です。

Odashi hakkei Dashimaki Tamago

だしのスープに浸されているだし巻き卵は子どもから大人までやみつきになる美味しさ

 

「ちょい呑みセット」スタート!合わせるなら、日本酒か、焼酎か?

日本酒や焼酎など、こだわりのだし料理に合う厳選した日本のお酒も、おだし八景の自慢。「おでんを代表とする和食にはやっぱり日本酒」ということで店主が厳選した日本のお酒もそろっていますが、今のところ人気があるのは焼酎のロックだそうです。タイの気候と、だし料理と絶妙に合うのが焼酎なのかもしれません。

本格オープンに合わせてスタートした「ちょい呑みセット」。おでん3品、エイヒレ、小鉢が420Bで味わえます(20時以降の来店のみ)。1人飲みにはもってこいのこのセット、日によって日本酒と焼酎を変えながら楽しんでみるのも良いですね。

Odashi hakkei Chyoinomi

「ちょい呑みセット」 おでん3品、エイヒレ、小鉢で420B

 

お得なコース料理も継続中!大人数の場合は個室もおすすめ

ソフトオープン以来の人気の「八景コース(2400バーツ)」と「おでんコース(1400バーツ)」も継続しています。大人数で楽しみたいときは、お店のおすすめ料理が楽しめるコース料理が一番ですね。本格だしが存分に味わえるおでんはもちろん、生ハム出汁しゃぶしゃぶ、だし茶漬けなどの「おだし八景」代表のお料理と食後のデザート「ほうじ茶プリン」まで堪能できます。

Odashi hakkei Table

写真と現在のメニューは一部異なります

なお、個室の予約も可能。4名掛けのテーブルが2つある個室は、8名までゆったり座れる落ち着いた雰囲気です。個室の他にも、調理場が一望できるカウンター席も人気だそう。料理人のスミさんにその日オススメの料理を聞いたりしながら、楽しんでも良さそうです。

Odashi hakkei Table

4名席のテーブルが2つ。シックなプライベート空間です

Odashi hakkei counter

調理場が一望できるカウンター席も。カウンターテーブルや椅子も素材などこだわりが詰まっています

 

※「おだし八景」ソフトオープン! 岡山の料理旅館の味をバンコクへ」の記事はこちら

おだし八景 ご予約は
電話:02-003-9325

おだし八景(Odashi hakkei)

営業時間 17:00〜22:00 (LO) 月休
場所 “ACMEN EKAMAI Complex” エカマイソイ13と15の間
Facebook Odashi-Hakkei
Instagram odashi_hakkei
Tel 02-003-9325
LINE @291rrbhy
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