タイで携帯電話を長く使っている方ならすでにご存じかもしれませんが、実はタイの携帯電話は加入者が利用できるクーポン類がめっちゃくちゃ充実!しています。
dtacならdtac reward、AISならAIS Privilege、TrueならTrue Youというクーポン・サービスがあり、それぞれそのお得度を競い合っているのですが、この2月14日、dtacがそのサービス内容を大きく刷新して話題になっています。
私はdtacユーザーで、FBページにもいいね!を押しているので、そのサービスの宣伝がFBの広告でバンバン上がってくるので若干うざいのですが……。あまりにも頻繁に目に付く上、実はその広告に付いている大量のコメントうち何割かが新サービスへの批判で軽く炎上中なので、さっそく調べてみることにしました。炎上マーケティングにまんまとハマった私です。
実は、これまでクーポンの存在は知っていたものの、あまり興味がなく、利用方法も面倒くさそうだったのでスルーしていたのですが、調べてみるとなかなかよさげです。
dtacが5億バーツもの予算をかけて拡充した新しい「dtac reward」。そのクーポンの対象やお得度は全体的にはかなりアップして、しかも使いやすくなってもいるようなのですが、そのシステムが大批判を浴びています。
というのは、これまでは通常のメンバーとエクストラ、さらに高い利用料を払っているor利用期間の長い「ブルー・メンバー」の2段階のメンバーがあったのですが、今回は通常メンバーとエクストラがなくなって、ブルー・メンバーの下に「シルバー・メンバー」「ゴールド・メンバー」を設置。ランク分け自体は3つと同じなのですが、どうやら新ランク設立にあたって利用料や期間の条件が変更されて、中間のゴールド・メンバーから一番下のシルバー・メンバーに格下げになってしまった人がいたり、おそらくエラーかもしれませんが、長期間利用しているのにシルバーに格付けされてしまった人などが発生しているようです。
特にシルバーに分類された人は怒り心頭の様子。
「●年以上使い続けているのに! もう会社変えるわ」
「ブルー・メンバーのハードル高すぎ。金持ちのための会社なの?」
「dtacはこんなことに5億Bもかけてないで、うちの近所で電波入らないのをなんとかしろ」
「システムがなんだかわかりづらい」
「いきなり格付けするのは不快」
「前は映画が無料だったのに、有料になっちゃった」
「599Bのプランなのに、なんで641Bも取られるんだ?」(それは付加価値税の7%……)
といった声が「やった! おれゴールド!」などの喜びの声に混じって投稿されています。新しいサービスを始めるというのも大変ですね。
dtac rewardの使い方は?
さて、実際にクーポンを使ってみましょう。
①まずは自分がどのクラスのメンバーかを確認します。(この作業はやらなくても構いません)
まずは電話番号で*140#に発信すると、メンバー情報が表示されます。(無料)
ちなみに私はまだ使って3年くらいしか経っていないし、プランもあまり高いのに入っていないので、シルバー・メンバーでした。
②次に、dtacのアプリをダウンロード&インストール。
③アプリを起動します。
その際、4Gなど自分のスマホの回線で接続している場合は、利用者の電話番号情報で自動ログインされますが、Wi-Fi接続などの場合は以下の画面になります。電話番号を入力するとSMSでワンタイムパスワードが送られてくるので、それを使ってログインしてください。
④左側にあるアイコンからメニュー一覧を開いて、「dtac rewards」を選択。
すると、その時使えるクーポンがあれこれ表示されます。
映画館のクーポンは昔から人気の定番。SFシネマシティでは90Bで見れちゃいます。
ほかにもレストランが●%引きになったりデザートが無料でもらえたりというクーポンも。
ホテル宿泊や高級ホテルでのディナーが半額! なんて、数千バーツ分得するクーポンもあったりします。
クーポン情報はアプリ以外にもウェブサイトや街中の看板、レストランのテーブルの上などにもあったりしますが、
アプリは英語表示が充実している上、そのままアプリからクーポンをゲットできるので一番おすすめ。
⑤どのクーポンを使うか決めたら、その店に行きましょう。
というのは、たいていの場合「お店でクーポンをゲットして、表示させて使う」形のため、クーポンをあらかじめゲットしておいても数十分で無効となってしまいます。
⑥お店の人の前でスマホを取り出し、該当のプロモーションを表示。
「Redeem」→「Conmirm」と選択します。
⑦すると、クーポン番号が書かれた画面が表示されるので、それを店員に見せると、割引が適用されます。
QRコードやバーコード表示にもできます。また、一番下に残りの有効時間も表示されています。
なんだかえらい簡単ですね。
AISやTrue Youについても使い方は似たようなものだと思われますので、ぜひ使ってタイ生活をちょっとお得にしてみては?(F)