今年は日本映画の当たり年なんて言われていますが、興行収入60億円を突破し、今年を代表するビッグタイトルとなった『シン・ゴジラ』がついに9月8日、ここタイにも上陸しました。日本での大ヒットを受けて、タイでもほかの日本映画作品とは段違いのスクリーン数で公開されています。しかも、4Dでの公開も! さっそく観に行かなきゃ!と思っている在住者も多いはず。
でも、ここで気をつけたいのが上映している言語について。タイで日本映画が公開される場合、タイ語吹き替えでの上映が多く、事前に確認せずに観に行くとがっかりしてしまうこともあります。
特にクレヨンしんちゃんやドラえもん、仮面ライダーなど子供向け作品の場合はこれまでタイ語版のみでの上映が当たり前でした。最近になってようやく日本語での上映をする作品が一部出てきたといった事情です。
というわけで、日本語で『シン・ゴジラ』を観たい!という方のために、日本語版での上映回を見分ける方法をお教えします。
■映画館で見分ける
チケットオフィスそばのタイムテーブルに、作品名や上映時間がありますが、そこに吹き替えかどうかも書かれています。
Japanese、J、Soud Track、Original Sound Track、ST/ETなどと書かれていたら吹き替えではなく、日本語の上映になります。
Soud Track(サウンドトラック)というと、日本では「映画内で使った曲を収めたCDアルバム」という意味くらいでしか使わないですが、タイでは「吹き替えなしのオリジナル音声」という意味でも使うようです。
パラゴン・シネプレックスやクオーティエ・シネアートやメジャー・シネプレックス系列は最近ST/ET(これは音声はSound Track/字幕はEnglishとThaiという意味です)という表記を使ってます。分かりにくいので気を付けましょう。
一方、タイ語吹き替えはThai、TH、Thai Sound Trackなどの表記を使います。
■映画館のウェブサイトで見分ける
家やオフィスを出る前に上映時間も確認したい! という時は各映画館のウェブサイトをチェックしましょう。
9月9日現在、都心部の映画館ではすべて日本語での上映があります。
ただし、同じ映画館でタイ語吹き替えの回もあるので、チケット購入時には注意しましょう。
さらに、気になる4Dですが、SFワールドシネマ(セントラルワールド)とパラゴン・シネプレックス(サイアムパラゴン)では、どちらも全部の上映回が日本語での上映となっています。それ以外ではタイ語吹き替えが主で、日本語での上映も少しある感じです。
4Dは意外と早く上映が終わってしまうので、大迫力の映像を単に観るだけじゃなくて体感したい!という方はお早めに!(F)