今号の読者からのご相談
私 は、銀行、郵便局、官公庁等に行く機会があります。そこで、書類等に担当者がサイン(署名)をしているのを見るのですが、サインがとても簡単なのに驚きました。例えば、S字を右斜め崩し
ただけのサイン、✓字や二重丸を崩したサインなど簡単にサインしているのです。
私は、サインするときパスポートのサインと同じに氏名がはっきり分かるように略さずに署名するのですが、前述のように誰でもサインができるような簡単な署名について有効性があるのでしょうか?(ナルコさん)
ブンからの回答
最初のサインは7歳
タイ人が署名用の正式なサインを初めて求められるのは7歳。IDカードを取得するときです。サインは自分で再現できて、人に真似されないものが基本です。いつ変更しても構いませんが、銀行やパスポート、クレジットカードなど照合される機会のあるものは最初に登録したものと同一でないと不都合が生じます。
サインはどんなものでも
私は社内文書にサインするときは、名前の頭文字だけのものにしていますが、銀行や役所に勤める人はサインする機会が多いから面倒なのでしょうか。シンプルを通り越した、ペンを放り投げて書いたようなものもよく見ます。それで銀行に聞いてみたところ、自分で再現できれば、どんなサインでも良いことになっているそうです。
担当者の名前が印字
でも、だれが扱ったものか他人にわからないのでは? の質問に対し「サインと共に担当者のフルネームとユーザーネームも印字されています」とのこと。手元の控えを見ますと、フルネーム「ガンタナメート・サイボア」と印字されていました。
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