青澤直子のよもやま話

スパイスが醸す異国情緒 濃厚で品のある味 マッサマン vol.008

ヤマモリのマッサマンカレー

ヤマモリのマッサマンカレー

あなたにとって「世界一おいしい料理」は何ですか?

なかなか難しい問題ですね。2011年にCNNGoが選んだのは、マッサマンで す。この結果に一番驚いたのはタイ人だったかもしれません。マッサマンは、 典型的なタイ料理とはちょっと違うからです。

 

恵まれた風土で、年中新鮮な食材が入手できるタイでは、香辛料も生で利用さ れるのが一般的です。その新鮮さと強烈さが魅力でありおいしさなのですが、刺激 が強すぎると感じる外国人も多いようです。

 

アユタヤー時代に誕生したマッサマンは、ムスリム(イスラム教徒)によって広められました。タイカレーが豚肉を多用するからだとか辛過ぎるからとか諸説 ありますが、どこか異国の香りがするのはたしかです。クローブやナツメグなどドライスパイスがじっくり煮込まれているからでしょう。それでもタマリンドの酸味やタイ南部名産のナッツ、ココナッツミルクもたっぷり入っていて、やはりタイのカレーです。

 

ヤマモリのマッサマンは、濃厚で品のある本場の味を再現し、マッサマンが世界 の料理の王様だと納得させてくれます。食べ応えのある具材がしっかり入って、 まさにレトルトの王様だと言えるでしょう。

(ヤマモリ提供)

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