BTSからもエアポートリンクからも徒歩圏内。いわゆるアフリカ人街の実態をあばく
「今さら?」って思うかもしれないけど、実はよく知らないバイヨークのお膝元、プラトゥーナム近辺。もしかしたら、穴場があるかも!? 名店があるかも!? 調べてみる価値ありでは!? ……と突撃。次はあなたも再発見できますように。
おすすめ係 テンモー編集部の シニアリサーチャー
旅して書く係 編集部 金 とにかく声がデカイ、デザイン担当者
BTSチットロム駅からセントラルワールドの前の道をさらに北に5分ほど歩いたところに位置する巨大服飾卸市場・プラトゥーナム地区。
そこには、タイで一番高いバイヨークスカイホテルがあり、実は、ダコ編集部がそこから徒歩10分くらいのところにある。
しかし、この地区は、人が多くて歩く気がしない、いつもの場所で飽きた…… などなど色んな理由で、あまり冒険をすることがなかった。
でも、世界中から買い付けに来る人や観光客で毎日にぎわっているんだから、何かしら面白いものがあるはず! と、行ってきました。
数百メートルの中東、アフリカ、耐久レース
店の数や種類など地図に書いてみると、店1軒1軒の面白さではなく、この地域の面白さが何か見つかるかもしれないと、路面店すべての店を書き出してみることに。たかだか数百メートルの距離を3時間かけて歩いてみた。大小の差はあるが、ショッピングセンターが4軒にプラトゥーナム市場。路面店とレストランやホテル、閉まっていたり工事中だったりするものまで合わせると約300軒はある。
その7割が服飾関係、1割がレストラン、1割はその他といった感じ。自分で言うのもなんですが、何度、諦めようと思ったことか。よくやった。次のページのマップ、使ってやってください。歩いてみて思ったのは、盛りだくさんな場所。ここから徒歩15分くらいで、高級ショッピングセンターにも行けるし、ひしめき合った路面店を抜けるとローカルな下町や市場があるし、観光名物のタイ一高い建物もある。
そして、中東やアフリカ系の人が多く、自分はどこにいるんだ?と不思議になるときがある。
タイ人も納得のイスラム料理屋
珍しいアフリカ料理レストラン(African Restaurant)もあるんですが、以前にダコの特集(235号)で紹介したので、今回はパス。
ということで、イスラム料理屋(Maedah Restaurant)へ。店員のお姉さんはみんな民族衣装をつけていて、店に足を踏み入れた瞬間周りと少し違う冷たい空気を感じるが、物怖じをせず堂々と席へ。
席に着いた途端、ピクルスが運ばれてきます。
このピクルスは太めでポリポリした食感と酸味が食欲をさらに倍増!! パセリのサラダは苦味控えめで、意外とクセになる。エビご飯は、エビにしっかりとした味がついていてボリューム満点。ナスとゴマのペーストはナンに塗ってサラダをはさんだりして食べると、ペーストがコクを出してくれるいい脇役に。いろいろな取材に同行して舌が肥えているテンモーも「アロイ、アロイ」とご満悦の様子。
おいしくて思わず食べ過ぎてしまいましたが、あら不思議、胃もたれなし! さすが、イスラム料理!?