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文/きなこ
ストレス解消法は絵を描くこと
いざ、アートを探す旅へ!
突然ですが、最近新居に引っ越しました。年季の入った物件から、ついに念願の築浅物件へ。備え付けのインテリアもぐっと現代的になって、部屋の雰囲気が180°変わりました。これを機にモダンなアートでも置いて、もっとオシャレな部屋にしたいな〜!! ということで、同じく最近引っ越した友人と一緒に、東南アジア随一のアートとアンティークのショッピングモール、「リバーシティ・バンコク」に行ってきました!
サパーンタクシン駅で専用の送迎ボートがお出迎え
リバーシティまでは、サパーンタクシン駅Exit2を出た所にある、船乗り場から送迎ボートで向かいます。チャオプラヤー川を北上し、マンダリンオリエンタルやシェラトンといった有名ホテルを通り過ぎると、突如、横長に広がる真新しい建物が! たったの10分ほどで、リバーシティ港に到着しました。
リバーシティが誕生したのは1984年のこと。元々は骨董品のコレクター向けの小さな市場でしたが、オークションで集まるアジア最高峰の芸術作品とアンティークが評判を呼び、今では世界中の目利きが集まる、東南アジアを代表する一大アートスポットとなったとか。
モールの中に入ると、床と天井一面に広がる、ド迫力なアート空間が! リバーシティは全4階建て。絵画、食器、ベンジャロン焼、古地図、木彫、タイシルク、骨董品や仏像など、個性的で歴史のあるお店が揃っています。ほかにもTWGやナラヤ、お土産ショップなども充実しているので、観光客の方も楽しめそうですね。
中央ロビーはモダンな雰囲気。
手が届く金額のおしゃれアンティーク
1階で最初に向かったのは、有名アンティークショップ、「MANO GALLERY」。横一列に綺麗に並べられた時計は、どこか風格漂う気品を醸しだしていて、気軽には触れづらい雰囲気……。本体とベルトを別々に選べ、高級腕時計のベルト交換で訪れるお客さんも多いのだとか。アクセサリー類はアンティークらしい重厚感のあるデザインで、シルバーの色合も絶妙。思わず欲しくなってしまいました。
取材を忘れて買い物モード。
同フロアの他のお店では、食器や衣服、バッグなどが売られていて、どれも量販店ではお目にかかれないような、こだわりのあるアイテムばかり。お値段はびっくりするほど高いものから、手頃な価格のものまで幅広く揃っているので、掘り出し物を探すのも面白そうです。
お洋服や食器もおしゃれ。
ライブ感あるアートスペース
2階は絵画スペース。王様の絵、風景画、抽象画、人物画など、あらゆるカテゴリーの絵がディスプレイされており、気に入った絵があればその場で購入することも可能だそうです。私たちが訪問したときは展覧会が開かれていて、若手アーティストを支援するために毎月開催しているのだとか。
同フロアには父、母、11歳の娘(!)で運営しているギャラリーや、似顔絵を描いてくれるギャラリー、黙々とモダンアートを描き続けるアーティストの様子などを眺めることができ、好奇心が存分に刺激されてしまいました! ワークショップも定期的に開催されているので、お子様と一緒に行っても楽しめそうですね。
父、母、11歳の娘で運営するギャラリー。
3人が同じモチーフをそれぞれ描く。
ベンジャロン焼きなら3階へ!
3階ではベンジャロン焼きで有名な「サイアム・セラミック・ハンドメイド」へ。食器が好きでこれまでいろんなお店に足を運びましたが、ここまでベンジャロン焼きの種類が豊富に揃っているお店は初めてかも。見たことがないような色やデザインのベンジャロン焼きが綺麗に陳列されていて、部屋に飾るだけでも絵になりそうな、芸術的な美しさに惚れぼれ。名入れやオーダーも随時受け付けているので、プレゼントにも喜ばれそうですね!
骨董の有名オークションも開催!
4階にはオークションスペースがあり、アジア各国から厳選されたウン百年物のアンティークが、ガラスケースの中にずらりと鎮座していました。オークション前に品質をチェックしたいお客さんのために、開放しているのだそうです。オークションに参加せずとも鑑賞することができるので、まるで博物館や美術館に行ったような気分を味わえました。
オークション出展品展示スペース。
開催の10日前から展示される。
スタート値は手が届く値段。
でも素朴なものが意外と高い、奥深き骨董の世界。
チャオプラヤー川を眺めながら、イタリアンで舌鼓!
アート鑑賞で心が満たされた後は、1階にあるイタリアンレストラン、「Viva & Aviv The River」でランチをいただきました。このお店では、目の前に広がるチャオプラヤー川を眺めながら、サラダ、ピザ、パスタ、メインなど、バラエティ豊かなイタリアンが楽しめます。全体的にどれも美味しかったのですが、特にピザはサクサクのクリスピー生地で、チーズがふんだんに使用されていて絶品!お昼も開放的で素敵な雰囲気でしたが、夜はライトアップされて、よりムーディーになるそうです。イタリアンの他には、タイ料理やタパスのレストランがあり、今後日本食と韓国料理店もオープン予定とのこと。王宮やワット・ポーからも比較的近いので、観光帰りに寄り道するのも良いかもしれませんね。
席はエアコンの効いた室内と
川風が心地よいテラス席がある
Viva & Aviv The River
TEL: +66 (0) 2639 6305
11:00‐23:00 無休
メニュー:カルボナーラスパゲッティ290B、パルマハムとグリーンオリーブのピザ 370B、シーザーサラダ 270Bなど
短い滞在時間でしたが、感性もお腹も満たされ大満足。帰りはまた専用の送迎ボートに乗り込み、リバーシティを後にしました。
アートが好きなら行くしかない
リバーシティ バンコク(RIVER CITY BANGKOK)
Charoen Krung Soi 30 (ロイヤル オーキッド シェラトン ホテルの隣)
TEL:+66 (0) 2237 0077
10:00-22:00 無休
■行き方
サパーンタクシン駅→リバーシティ バンコク
サパーンタクシン港からリバーシティ港行きのシャトルボートは10:30〜19:30の間、1時間おきに運行(無料)。所要時間10分