「ワンデートリップに行って来て」と声がかかって、ウキウキしたのも束の間。おすすめ係に行き先を聞くと、リトルインディアだと言う。「え~! みんなもう知ってるやん。もうちょっと遠出しようや~」って反論してみたが、「変えない! リトルインディアにある、ワット・シックに行くよ」。リトルインディア内にあるお寺だ。前を通り過ぎたことはあるが、そんなに面白いところなのかな。
おすすめ係 編集部:ブン
旅して書く係 編集部:菌
おすすめ係 編集部:テンモー
まずは、中国へ。
BTSサイアム駅前、サイアムスクエア側から出てるバス(40番)で、まず目指すのは中華街。リトルインディア前には止まらないそう。日曜日でもすんなり40分程で到着。降りた先は中華街のど真ん中。リトルインディアって、中華街の端やで~。って心の中で突っ込みを入れていたら、「ワンデートリップなので、中華街も散策して行くよ」と言われた。予定のコースには含まれてないや~ん。あっ、降りる場所間違えて、ごまかしたな。
そんなこんなで、ヤワラート通りとサンペンレーンに。想像どおり、狭い通りには、人、店、人、店、ひとぉ~! 人混みが苦手な人にはおすすめできないが、ここの迫力満点の看板や色、声を張り上げてお客を呼び込むおばちゃん、おっちゃん、それに負けず買い物をする人たち……タイの市場とはまったく違う活気があり、雰囲気も独特、タイにいながら海外旅行気分!?
お昼ごはんは、インド。
目的地の前に腹ごしらえということで、リトルインディア手前で、インド料理屋「ロイヤルインディア」へ。看板は、大通りに面していてすぐに見つかるが、店の外観は、入るのを躊躇してしまうような古い寂れた喫茶店みたい(個人的には、大好きな雰囲気だが)。
きっと、こういうところに隠れたおいしいものがあるんだと、意気揚々オーダーしたのはこの3品。
デザートに頼んだグラムジャムン(まん丸の揚げパンをシロップにつけたもの)は、砂糖なしのチャイと食べると甘さとお茶の渋さが混ざり合って、ちょうどいい。
やっぱり、おいしいものは隠れていた! 新しい発見のできるインド料理屋でした。
目的地もインド。
リトルインディアをダラダラっと1時間ほど散策した後、ワット・シークへ。ちなみに、世界に出たシーク教のお寺の中では、バンコクにあるここが最大なのだそう。7階建てのお寺の見所は、2階の大広間と4階のお祈り場所。が、しかぁし! 行くのが遅かった! 中はがら~ん、し~ん、薄暗い。
2階の大広間は、朝(7時~8時頃)はたくさんの人がここで食事してにぎわってるそう。シーク教じゃない人も頂けるとのこと。今日は、遠くから聞こえてくる聞きなれない言葉に耳を傾けて、にぎわっている雰囲気を想像してその場に浸ってみた。
絨毯が一面に敷かれた4階の部屋は、シーク教特有のターバンと髭を生やした人で埋め尽くされ、お祈りしてたら圧巻だろうなと、さらに想像を掻き立ててみた。
人がいない時間に来て、静かさを楽しむのもあり……なのか!? と自問自答しながら、ワット・シークを出た。
タイに戻って。
来たバスと同じ番号で、サイアムに戻る。タイに戻って来た~と思い、今日一日を振り返ってみると、やっぱり思い出すのは、お昼ご飯。ワット・シークは、お昼ごろに行くと違っていたのかも知れない。
次に行くときは、朝ごはんをワット・シークで、昼ごはんをロイヤルインディアで、昼寝を自分の家で……と思いながら、家路についた。