タイのネット上で話題の食事処の「口コミは確かか」どうかを編集部のタイ人スタッフが確かめに行きます。
タイ人の口コミはこう申す!
「オムレツに揚げた豚ひき肉のガパオが入った創作料理が絶品! 唐辛子を使わなくても辛いですよ。」
「どの料理も味は抜群。何度来ても美味しい。やや長い時間待つ必要があるけどね」
実地調査!
一見は奇抜? 実はシンプル
愛情あふれる新発想メニュー
パット・ガパオは気軽に食べられるタイ料理ですよね。定番だからこそ、各レストランは様々なレシピを開発しています。でもその一部は奇抜すぎたり、シンプルさからかけ離れたものがあるのも事実です。
今回取材したのは、アソーク駅近くにあるパット・ガパオ専門店「ガパオ・ターペ」。「ガパオ・ムー(豚肉)」「ガパオ・ヌア(牛肉)」などの定番はもちろん、創作系パット・ガパオがSNS上で「斬新!」「初めての味わい」など評判を集めているんです。
今回は創作系のなかでも、特に人気の「ガパオ・ムー・バチョー・スート・クン・ヤーイ」と「ガパオ・カイ・グッブ・グッブ」を食べてみました。
「ガパオ・ムー・バチョー・スート・クン・ヤーイ」は日本語に訳すと「おばあちゃんレシピで作った、豚ひき肉のマリネ炒めバジル風味」といったところ。オーナーのペさんが子供の頃、祖母が作ってくれたレシピに基づいて、醤油やニンニク、コショウで味付けした豚肉を、バジルとガパオの具材と一緒に炒めています。豚肉はとてもジューシーで柔らかでした。
もう1つの「ガパオ・カイ・グップ・グップ」の「グップ・グップ」とはタイ語で噛んだ時の擬音。日本語にすると「カリカリ」といったところでしょうか。この料理、カリカリになるまで揚げた豚肉でパット・ガパオを作り、オムレツに仕上げています。実際に食べてみると、卵の柔らかさと豚ひき肉のカリカリ食感がとてもマッチしましたよ。
2つのメニューは材料や調理方法を聞くと斬新に思えますが、実はどちらも定番の料理を融合したもの。奇抜さではなく、アイデアで勝負して成功した印象です。
ちなみに口コミを見ると「辛い」との声も多数。店では、辛くない/中辛/非常に辛いの三段階を用意していますが、「非常に辛い」を食べてもタイ人の私にとっては思ったほどの辛さではありませんでした。唐辛子なしも選択できるそうなので、辛さが苦手な方はご安心を。
ネットでは「ちょっと待つ」との声もありました。これは本当です。店は小さく、注文後しばらく待つことになるかもしれません。でも、味は本当に絶品なので、待つ価値は十分にありますよ!
ガパオ・ターペ
Kaprao Tapae กะเพราตาแป๊ะ
場所 Sukhumvit 21 soi 1
電話 06-5396-5291
時間 9時〜19時半 日休
FB kapraotapae
料金 ガパオ・ムー・バチョ・ースート・クン・ヤーイ140B、ガパオ・カイ・グップ・グップ120B
(google map)