
ラマ5世時代のスープ「ゲーン・ランジュアン」
タイで「料理の鉄人」として知られる人気シェフ・チュムポン氏の下で修行し、アメリカで店を開いたこともあるアティテープ・シェフが自分の店を今年2月にオープンさせた。場所はサミティヴェート病院の向かい。細い路地を少し入った所にある、静かな隠れ家のような立地だ。

壁には葉っぱの写真が
店内は日中でも薄暗くて落ち着いた雰囲気。料理は、伝統を重んじつつ、今風のアレンジを加えたタイ・モダンだ。
まずはお店の売りのひとつ「ランチセット」を試食。メインのカレーは5種類から選べるが、今回は「ゲーン・クア」という黄色いカレーに豚のど肉を入れたものを選択。これに今日の前菜(この日は揚げ春巻き)と果物のソムタム、漬け物、ライス(普通と玄米が選べる)、お茶が付く。

ランチセット(豚のど肉のカレー)
ゲーン・クアはマイルドな口当たりだが、後からしっかりと辛さが来て食欲を刺激してくれる。たっぷり入ったバイ・チャプルー(ハイゴショウ)はほんのり苦くてクセになる。果物のソムタムは甘さ控えめでジューシー。いい箸休めになりそうだ。
次はアラカルト。一見味噌汁のようなスープの「ゲーン・ランジュアン」は、ラマ5世時代の古い料理を復活させたもの。ガピ(エビ味噌)をベースにしているため、口に入れると、潮の香りがぶわっと広がる。
「ヤム・サーモン」はとにかくカラフル。鮮やかな緑のタレにピンクのサーモンが浮かび、赤と青の花が彩っていて、食卓を楽しく彩ってくれる。
鉄人譲りの創意工夫を味わおう。
Leaf Thai Bistro
時間:11時~14時半、17時半~22時半 月休
場所:120/6 Soi 49, Sukhumvit Rd.
電話:0-2040-9601、06-2048-8351
Web:www.facebook.com/leafthaibistro
料金:ゲーン・ランジュアン200B、ランチセット(11時~14時半)295B、ヤム・サーモン240B、マンゴー・プリン195B、タイ茶のパンナコッタ90B









