ちょっトリップ

列車とバスでゆく週末ワンナイト★トリップ

タイを代表するクメール遺跡 ピマーイ

年末アンコールワットに行こうと計画している後輩が、「タイのクメール建築、まだ見てないので、急遽見に行くことにした」と言いました。
そりゃあ、どんな旅だったか教えてくれるよね!? と先輩の圧力をかけたところ、ツアーではなかなか行くことのできないピマーイ遺跡の週末のレポートが届きました。次はあなたが急遽行けますように。
 


【旅して書く係】 ガタ  ダコ新入社員の元バックパッカー
 

朝5時45分発

バンコク・フアラムポーン駅発ウボンラーチャターニー行きの列車でイサーン地方の中心都市コラート(正式名称ナコンラーチャシーマー)へ、そこからバスに乗り換えピマーイ遺跡を目指します。

眠い目を擦り冷房がガンガンかかった車中で凍死しそうになること約5時間、コラートへ到着です。鉄道駅から新バスターミナルまでモーターサイで移動。さらに41番から出ているピマーイ行きのバスに乗ること約1時間半。遺跡のある小さな町ピマーイに到着です。

ピマーイ降車のタイミングは遺跡が右手に見えたら次の停留所の時計塔。乗車時に運転手に「ホー・ナーリカー(時計塔)」と伝えましょう。タイの旅はマイペンライ!時間どおりに到着することはなかなかありませんが、平原を走り流れる風景を見ながら旅情に浸ればいい気分です。

市内中心部に堂々たるピマーイ遺跡公園

バスで下車した場所より遺跡までは徒歩3分。ピマーイ遺跡に到着です。ピマーイ遺跡はアンコールワットと同じクメール遺跡になり、現在のものは1964年に修復されました。それ以前のレリーフなどは遺跡の入り口にある博物館に展示され、ここではピマーイ遺跡に関する日本語で案内したパンフレットももらえます。

遺跡は全長1030m、幅565mもあり見応えは十分。中心の塔を囲う回廊以外にも崩壊したままの状態にあるバンナライ。茂った樹木も遺跡を引き立てかつての繁栄を想像させます。敷地が広い割に造りが中心に固まっている為遺跡を覆う樹木の下でぼんやりするのがおすすめです。

夜にはライトアップもされるので写真好きの方はピマーイで一泊するもの良いかもしれません。遺跡のすぐ近く、徒歩10分ほどの場所にはピマーイ国立博物館もありクメール遺跡から出土された美術品が並びます。バスの下車ポイント時計塔の前からモーターサイに5分ほど乗りサイ・ンガームへ。ここはちょっとしたパワーポイントになっているようでベンガル菩提樹の枝が横へ延び、その枝がほかの枝に絡まり、縦横に巡っている異様な光景を映し出しています。

コラートでご飯を求めて

ピマーイの街は小さく、おしゃれなレストランが無いので、食堂や屋台での食事になります。昼はサクッとピマーイで済ませ、コラートへ移動。

コラート市内はターオスラナーリーの像を中心として東に旧市街、西に新市街と分かれています。市内中心地には格安ホテルしかなく、中高級ホテルは市内より少し離れているので食事などにはあまり適してないかもしれません。

ホテルへチェックイン後、フットマッサージを終え食事に出かけたのは21時。ナイトバザールに向かう途中、レストランを探すが時間が遅いためかほとんど閉まってる。地方都市は閉店が早いのを忘れていました。地元の食事を求めて新旧2つのナイトバザールを回り時間を見ると22時。どうにか探したスイス料理の店「Chez Andy」に入りました。ここは旧ナイトバザールの近くにあり日本語のメニューもあったので選びやすいかもしれません。

市内観光はちょっと……

前日早朝からの旅の疲れが出ており10時に起床。市内近郊の観光に出かけます。中心部から徒歩圏内の2カ所。マハー・ウィラウォン国立博物館とワット・パーヤップ。

博物館はクメール遺跡で発見されたものが展示されていましたが、展示室が2部屋のみなので展示品も少なく、ピマーイ国立博物館で十分です。またワット・パーヤップも手作り洞窟のある瞑想室で有名ですが、人工的な感じがいまひとつ。コラートは宿泊とそぞろ歩きだけでいいかもしれないです。

旅の余韻は残しつつも旅の疲れは残さないよう、帰りはボーッとバスに揺られることにしました。

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