ちょっトリップ

【週末★トリップ】ペッチャブーン県へ週末の高原ドライブ 懐かしい森林の匂い 霧のカオコーを巡る

バンコクから北上し約380km。ペッチャブーン県のカオコーは「タイのスイス」と呼ばれる緑深い高原リゾート。大自然に癒やされるのはもちろんですが、大小のブッダが連なったユニークな仏像や、カラフルなモザイク寺院など観光スポットも盛りだくさん。週末のドライブにぴったりの観光地といえそうです!

 

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夕暮れ時の霧は幻想的な別世界を見せてくれる

 

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【旅して書く係】堀口康浩/路地裏探検隊、趣味は寺院めぐり

 

「タイのスイス」カオコーへ

バンコクから北へ、ロッブリーをにさらに越えて北に進むとペッチャブーン県があります。「タイのスイス」とも呼ばれる風光明媚なカオコーはこのペッチャブーン県の北部に位置し、観光開発も盛んです。今回はこのカオコーの高原にドライブに行ってみました。

 

途中のガイヤーンは必須!

ペッチャブーンへは、バンコク首都圏を抜けて国道21号をひたすら進みます。この時、絶対外せないのがペッチャブーン県に入って30分ほどのところにあるウィチアンブリーで食べるガイヤーン。バンコクを朝出れば、3時間くらい走ってお昼くらい、ちょうどお腹が空いてきたタイミングを見計らったようにガイヤーンを焼く香ばしい煙が立ち込める一帯にさしかかります。

 

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照りと香ばしさがたまらないウィチアンブリーのガイヤーン

 

いくつもの店が立ち並んでいるのでどこで食べてもいいのですが、なんといっても知名度・人気ともNo.1なのが「ガイヤーン・ブアトーン」。週末は行列ができるほどの人気で、私が行った3連休初日には20組ほどがすでに列をなしていました。

ガイヤーンはしっとりタイプとパリパリタイプの2種類から選べます。小ぶりな鶏を使っていて、1羽で180B、半羽で90Bと安いので、両方食べ比べても良いですよ。もちろんカオニャオを一緒に。
さて、カオコーに入る前に1カ所だけ寄り道を。国道21号沿いにある「プラ・プッタ・マハー・タマラーチャー」を見学。巨大なブッダ像の背後には美しい庭園が広がります。

 

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国道沿いに不意に現れる12mの巨大な仏陀像

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ブッダ像の背後には美しい庭園が広がる

 

夜の帳は霧とともに

さらに北上するといよいよタイのスイス、カオコーエリアに。道の両脇には森林、至るところにリゾートが見えます。年間を通してバンコクより気温も低く、タイ人にも人気のリゾートだとか。

3連休の渋滞もあり、ホテルに着く頃にはすっかり夜になってしまいました。風はひんやりと気持ちよく、コオロギと思われる虫の鳴き声が静寂の中に響き渡っています。

まるで日本の林間リゾートにいるかのような少し湿った冷たい懐かしい匂いが辺りを覆います。レストランのテラスから見える山間はすっかり深い霧に包まれていました。しばしテラスでのんびりと佇んで、幻想的な景色をぼーっと眺めます。

実は、カオコーといえば雲海が見れることで有名です。ただ、今回私が訪れたのは雨季の8月、雲海のベストシーズンは11月以降なんだそう。ホテルの人に聞くと、「シーズンではないものの、運が良ければ早朝に雲海が見れるかも」とのことでしたが、今回は見れませんでした。残念。

 

ユニークな大仏と高原のカフェ

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純白の仏像が緑の山間に映える

さて2日目はカオコーで有名なお寺「ワット・プラ・タート・パー・ソン・ゲオ」へ。ここにはまるでマトリョーシカのように5体の仏像が連なったユニークな仏像があります。

瞑想のために作られたというこの寺院、この仏像も悟りの何かを表しているのかもしれません。また、寺院の壁は割った陶器を使ったモザイクになっていて、まるでガウディのグエル公園のような趣です。

 

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グエル公園のようなモザイクの壁面は陽の光で反射して美しい

 

お寺を見た後はそのまま道をさらに登ります。一面に広がるキャベツ畑を抜けるとPinoLatte Resort & Cafeが。混んでいますが席を先に確保してからカウンターで注文する仕組みです。開放的なオープンカフェは雄大なカオコーの山々を眺められ、時間を忘れてしまいます。

 

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雄大な景色を眺める広いオープンテラス

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静かなカオコーは、空気がひんやりとして澄んでいて景色も良く、心も体もリラックスできる素晴らしい場所でした。 なお、ペッチャブーン土産は名産品タマリンド(マカーム)。スイートタマリンドは甘酸っぱくて絶品。国道21号を下る帰り道に露天で買えますので帰路に購入しましょう。

 

タイムテーブル

【 1日目 】
08:00    車でバンコクを出発
12:00    ウィチアンブリーのガイヤーンでランチ
15:00    「プラ・プッタ・マハー・タマラーチャー」を見学
17:30    ホテル到着

【 2日目 】
10:00    ホテルをチェックアウト
11:00     「ワット・プラ・タート・パー・ソン・ゲオ」を観光
13:00    「Pino Latte Resort & Cafe」でランチ&ケーキ
14:00    カオコーを出発
19:00    バンコク着

 

見どころ

ガイヤーン・ブアトーン
場所:Moo 1 62 Sapradu, Wichian Buri
電話:0-5692-8042
時間:7時~17時 無休
料金:ガイヤーン1羽180B、半羽90B
Web:www.buatong.com

Kaiyang buatong

 

プラ・プッタ・マハー・タマラーチャー
場所:Sadiang, Mueang, Phetchabun
電話:0-5672-3020(市役所)
時間:24時間オープン

Phra Buddha Maha Thammaracha

 

ワット・プラ・タート・パー・ソン・ゲオ
場所:Ban Tang Dang, Camp Son, Khao Kho
電話:08-4494-1262
時間:8時~17時 無休

Wat Pha Sorn Kaew

 

Pino Latte Resort & Cafe
場所:Khaem Son,Khao Kho,Phetchabun
電話:08-3072-1280
時間:7時~18時半 無休

Pino Latte Resort & Cafe

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