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【虚構新聞バンコク版第79報】 新型肺炎影響、異例の「無人ソンクラーン」案浮上

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虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。

バンコク都内に設置されるソンクラーンの主役・巨大散水機

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 新型肺炎の世界的な流行を受け、タイの旧正月を祝う水掛け祭り「ソンクラーン」を無人で開催する案があることが28日までにわかった。観光産業への影響を最小限にするために考えられた苦肉の策だ。

 大通りに集まった人たちがお互いびしょ濡れになるまで水を掛け合うソンクラーンは、毎年4月13日から15日に開催。特にバンコクでは、国内外から多くの観光客が訪れる一大イベントにもなっている。

 しかしバンコクでは今年に入り、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少。中でも最も大きな割合を占める中国からの観光客が大きく減っており、人気の観光スポットもこれまでにない閑散とした状況が続く。

 このまま4月まで影響が長引けば、国内経済への大きなダメージが懸念されることから、ソンクラーン実行委員会は「何が何でも中止にはしない」と決定。だが一方で、感染拡大を防ぐため、人を集めずに水を掛け合う「無人ソンクラーン」が代案として浮上した。

 計画は13日から15日までの間、バンコク都内1万カ所に設置した大気汚染防止用巨大散水機で周囲に水を撒くというもの。また、人同士の接触による感染拡大を防ぐため、期間中は都内全域に外出禁止令を発令。都民や観光客は室内から散水機同士がお互いびしょ濡れになるまで水を掛け合う様子を眺めて楽しめるようにするという。実行委員会では「次世代ソンクラーンとして大きな呼び水になる」と期待を寄せる。

 だが、今回浮上した案については早くも賛否が分かれている。実行委員会は「誰もいなくても水を撒けばソンクラーンとして成立する」と説明する一方、ソンクラーンに詳しい自称ソンクラーン専門家のソムチャイさんは「お祭りとは人が集まって成立するもの。水を撒かなくても人さえ集まれば、それがソンクラーンだ」と主張する。

 ソンクラーンの本質をめぐる論争は、互いに意見を譲らない水掛け論の様相を呈しているが、どちらの主張も間違っていることは言うまでもない。

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