虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
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十二支の最後は「豚」か「猪」か――。十二支の標準化について話し合う「国際干支会議」が紛糾している。参加国で唯一、猪を使ってきた日本が譲歩せず、主張が平行線をたどっているためだ。
18日からバンコクで行われている国際干支会議では、十二支に採用する動物の統一に関する協議が続いている。国ごとに異なる動物を採用する状態が続くと、コンピューターの取引システムに不具合が発生する可能性があるため、標準化が必要との認識で一致していた。
今年の議長国・タイでは「羊」の代わりに「山羊」を使っているほか、「虎」の代わりに「猫」を採用している国もあるが、今回の協議でそれぞれ羊と虎に統一することが決まった。
協議が難航しているのは「豚」の扱いだ。タイ、中国、ベトナムなど日本を除くすべての参加国が12番目の干支を「豚」と定めている。このため当初は、豚案を軸に調整が進んでいたが、「猪」を採用する日本が強く反発。逆に「猪」への一元化を主張した。
日本側は、会議の冒頭「豚のような家畜は神聖な十二支の一員にそぐわない」と主張。だが、牛、馬、羊、酉(とり)を自国で採用していることに気付くと、まもなく撤回した。その後「元号だけでなく干支まで変わると、システムエンジニアに多数の死傷者が出る」と主張を変え、現状維持を訴えた。
会議は明日29日に最終日を迎える。このまま議論が平行線をたどった場合、豚案が選ばれる可能性が高い。関係者によると、日本側は豚と猪の間を取った「猪豚(イノブタ)」を妥協案として模索しているという。
十二支に詳しい陰陽道研究センターの坂本義太夫客員研究員は「交渉は圧倒的に日本の分が悪く、まさに窮鼠のような状態。最終日の投票では、牛歩戦術で対抗するなどの手段を取るかもしれない。『虎穴に入らずんば虎子を得ず』の故事にある通り、外交には攻めの姿勢が必要とは言え、今回のように圧倒的に不利な場合には、脱兎のごとく退く選択もあったのではないか。このままでは勢いに任せた竜頭蛇尾に終わると言わざるを得ない」と厳しい。
また、今後の日本側の対応については「豚に決まった場合、システム改修のためにエンジニアを馬車馬のように働かせる恐れがある。危機を回避するため、三猿、または風見鶏的な態度ではぐらかしつつ、元号だけ優先して対応するのもひとつの手段だろう。国際会議で強く主張しておきながら、公約を履行しない点において羊頭狗肉との批判は免れないが、人命優先の観点からやむを得ないのではないか。豚突猛進に陥らないことが肝心だ」と分析する。
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