虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
ペッブリー通りで見つけた赤い砂山。高さは50センチほどだった
これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。
バンコク都内の路上や交差点で、近ごろ赤く塗られた砂を盛った砂山が相次いで見つかっている。市民からは「通行の妨げになる」との声も聞かれるが、山の数は増える一方だ。
バンケー区ペッチャカセーム通りの2カ所でも、高さ40センチと15センチ程度の赤い砂山がそれぞれ見つかり、歩行者や車が山にぶつからないよう避けながら通行していた。近くの住民によると、1週間ほど前、2人組の男女が何かを話し合いながら慎重に赤い砂を盛っていたという。
砂山の数は確認できただけでも都内で78カ所。中でもひときわ目立つのは西部郊外の空き地に作られている巨大な砂山だ。現場では連日数百台の工事車両が行き交っており、赤い山の高さはすでに100メートルを超えた。いったい何が起きているのか。
都庁に問い合わせたところ「道路工事です」と意外な答えが返ってきた。
ここ数年、都内の幹線道路では工事や地盤沈下による陥没事故が多発。都では陥没する恐れがある地点を発表して注意を呼びかけているが、事故が発生すると、復旧を終えるまでただでさえひどい交通渋滞が惨劇に発展しかねない。そこで10月から、陥没予測地点の真上にあらかじめ砂山を積み上げておき、沈下しても通行できる予防措置をとっているという。
都では現在、占い師10人に陥没の予知を委託。的中率は99%を超えており、ペッチャカセーム通りの砂山も数日以内に陥没して無くなる見込み。郊外に建設中の砂山は最終的に高さ200メートル程度になる予定で、来月にも完成する。
日本の福岡県で起きた道路陥没事故は記憶に新しい。委託占い師の1人は事故の2週間前、「砂を盛りに日本に行きたい。3カ所ほど」と話していたという。都庁は職員の派遣について「依頼があればいつでも」と前向きだ。
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