公益財団法人社会貢献支援財団では「社会貢献者表彰」の推薦を受け付けています。
昨年の受賞者を紹介します。
【第56回受賞者】 NGO Udon House(カンボジア)
看護師として働いていた楠川富子さんは、定年後にJICAシニア海外ボランティアとして、プノンペンの国立小児病院で4年半医療支援活動に従事しました。その際、子どもたちの生存権や教育権が保護されておらず、衛生に関する教育もされていない状況に衝撃を受けました。
帰国後、3年間再度病院で働いて資金を作り、家も売ってカンボジアへ移住、NGO Udon Houseを設立しました。香川県、香川大学、JICAとUdon Houseの共同事業として、地方の州でモデル小学校32校に保健室を作り、子どもたちの健康管理と衛生改善教育に3年間取り組みました。この活動は現地の教育者に評価され、保健室のモデルケースとなりました。
また、地域の人々に寄り添い、子どもたちの健康を守るために母親や大人への衛生教育や栄養指導、救急措置などの指導も行いながら、「町の保健室」を設けて住民の健康相談に応じ、衛生指導や正しい対処法などを教えています。
年に一度は日本へ帰国し、講演活動で資金集めて、カンボジアの小学校にトイレや手洗い場を作るなど、健康維持のためのインフラ整備への支援も行っています。
社会貢献者表彰とは
公益財団法人社会貢献支援財団は国の内外を問わず社会と人々の安寧、幸福のために貢献し、顕著な功績を挙げながらも報われることの少なかった方々を表彰する「社会貢献者表彰」事業を昭和46年にスタート。毎年表彰を行っています。表彰の選定は一般の方からの推薦をもとに決められます。推薦はどなたでも可能です。皆さまからの、この表彰にふさわしいと思われる方の推薦をお待ちしています。
<対象となる功績>
●困難な状況の中で努力し、社会の安寧や幸福のために尽くされた功績、先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績など
●海の安全や環境保全、山や川などの自然環境や絶滅危惧種などの希少動物の保護に尽くされた功績など
●推薦方法の詳細は当財団のウェブサイトをご覧になるか事務局までお問い合わせください。
WEB:www.fesco.or.jp<候補者について>
●年齢・職業・性別・信条などの制限はありません。
●日本で活躍する方、もしくは海外で活躍する日本人を対象とします。
公益財団法人 社会貢献支援財団
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