虚構新聞バンコク版

【虚構新聞バンコク版】最短2分 スワンナプーム・ ドンムアン直行便が就航 vol.037

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世界最悪の渋滞と言われる夕方のバンコク都内

 

ドードー航空は4月27日、スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港を結ぶ直行便「コンルアイエクスプレス」の営業を開始した。バンコク都内の慢性的な交通渋滞が一向に解決しないなか、お金で時間を買いたい富裕層をターゲットに毎日千人程度の搭乗を見込む。

コンルアイエクスプレスは、直線距離にして約30キロ離れた両空港間を2分で結ぶ定期往復便。30分間隔での運行で、搭乗手続きを含め10分程度で目的地に到着する。

直行便就航の理由は、長年都民を悩ませている交通渋滞だ。以前から両空港間を結ぶシャトルバスも運行しているが、所要時間は最短でも約40分。特に夕方のラッシュ時ともなると1時間以上かかることが茶飯事だ。

オランダのカーナビメーカーが昨年行った調査によると、バンコクの交通渋滞度はメキシコシティに次ぐ世界第2位。さらに夕方の渋滞では世界最悪とされた。近年ではオフィス街のシーロム・サートーンや、日本人居住区としても知られるプロムポン周辺がひどく、渋滞による移動時間のロスは年232時間に及ぶという報告もある。

富裕層をターゲットにするコンルアイエクスプレスは、全席ファーストクラスで、運賃は片道6500B。就航を記念して行われた体験会では、短時間のフライトながら、機内サービスとして地上の交通渋滞(トラフィック・ジャム)にちなんだタイ産いちごジャム入りのロシアンティーが振る舞われた。

身動きの取れない車がひしめき合う夕方の一般道を眼下に、2分で飲み干す熱々のロシアンティーの味は、記者にはどこか渋く感じられた。

 


Kyoko Shimbun(虚構新聞:http://kyoko-np.net)について

虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した、虚実の狭間を行き交う可能性世界の出来事を報道するニュースサイト。「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載。当「バンコク版」においても内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。本誌に掲載された記事により、損害や賠償が発生したとしても、著者ならびに編集部では一切の責任は負いません。

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