バンディップ・プラザもよく似た外見になる見通し
パソコンなどIT製品を扱うバンコク都内ペッブリー通りのショッピングモール「パンティップ・プラザ」が年内に改装されることを受け、そのすぐそばに新たなプラザがオープンすることが分かった。
1984年、百貨店としてオープンしたパンティップ・プラザには、90年代後半からIT製品に特化した専門店が入居。さまざまな海賊版ソフトやコピー商品にあふれたことから「タイの秋葉原」として観光客の人気を集めてきた。だが近年では東芝のカスタマーセンターやアップルストアなど正規店舗が増加。それに伴い今回の改装では違法商品を取り扱う店舗の大半は退去がせまられるものと見られていた。
だが、このような「グレー店舗」の移転先として、パンティップ・プラザから西に200mのところにある、現在改装中のホテル「ファースト・ホテル」を新しいモールとしてオープンする計画が浮上。名称を「バンディップ・ブラザ」とすることでパンティップ・プラザからの勘違い集客を見込む。
新プラザに出店する予定の「アッブルストア」店長のジャムローンさんは「これまで観光客が何を目的にパンティップ・プラザに来ていたかを考えれば、どちらのモールに人が集まるかは明らかだろう」と集客に自信を見せる。
新プラザでは中国・台湾などから取り寄せた海賊版だけでなく、ウィンドウズ18やiPhone9など未来から取り寄せた製品も販売する予定だ。
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