バンコクの街角

口説き文句にも使える!? トンローの某レストランで見かけたベタなタイ語フレーズ

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このところタイ語ネタが続いているようなので、私からもちょこっと。

※最近のタイ語ネタ記事↓

DACOタイスタッフ直伝!使えるタイ語講座の巻。

これはある意味、画期的!? タイ人のあいさつをうざったく思った時の対処法

 

先日、トンローに新しくできたイサーン(東北タイ)料理店「タム・トンロー」を取材してきました。

 

トンロー・ソイ11の入り口にある商業施設「The Taste」2階に新しくオープンした店で、「タム・トンロー」というオリジナルのソムタムが売りなのですが、詳細は431号(4月20日発行)を参照いただくとして、ここの店の面白いところはイサーン地方独特の物やデザインをうまく組み合わせつつ、都会的なカラフルかつカジュアルな内装に仕上げているところ。

 

その店内にはよくルークトゥン(タイの歌謡曲)のポスターなどで見かける「ルークトゥン書体(と勝手に呼んでます)」のステッカーがペタペタと大量に貼ってあったのですが、これがなかなかおもしろいのでいくつか紹介してみます。タイ人との会話にうまく組み込めばちょっと笑いが取れるかも。

 

まず一番上のタイ語から。

「コン・スワイ・キン・フリー フン・ディー・クルン・ラーカー」

これは「美人は食べるの無料、スタイルのいい子は半額」という意味。

もちろん冗談で言っているわけで、実際には無料にも半額にもならないのですが(今の日本だとモンスタークレーマーが無理やり無料にさせそうですね)、この台詞をお店をふざけて紹介する時のキャッチコピーにすることがちょくちょくあるようです。タイ語の定番ギャグと言う感じでしょうか。

 

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こちらは

「ティット・ジャイ・シ・ナ・ノーン トゥン・マー・タム・トンロー・ボーイ・ボーイ」

訳すと

「気に入ってねお嬢さん タム・トンローに頻繁に来るようになるまで」

という意味なわけですが、この言い回しだと、単に「リピーターになってほしい」というよりは、「気に入ってくれたら頻繁に来てくれるでしょ」、つまりむしろ暗に「お嬢さんに頻繁に会えますように」という意味にウエイトが置かれています。

 

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これは

「トゥン・ピー・マイ・ロー テー・ナー・ホー・クラップ・バーン」

「たとえお兄さんがブサイクでも それでも包んで持って帰りたいわ」ということ。

いわゆる「お持ち帰り」ですね。「料理を」なのか「お兄さんを」なのかは想像にお任せするというか、そういうダブルミーニングになっています。

 

これはレストランのウェイトレスを口説くのに応用が効きそうですね。

「料理お持ち帰りしますか?」「料理もいいけど君を包んで持って帰りたいな」的な。

 

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「マイ・トーン・モーン ローン・ルーイ・ピー」

「見つめなくていいから さっさと試してよ、お兄さん」

これは「モーン」(見つめる)と「ローン」(試す)の韻を踏んでいるわけですが、こちらも料理の味を試すのか、それとも「あたし」を試すのか、ちょっと解釈が分かれるところ。

 

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「キン・ソムタム・イム・トーン モーン・ナー・ノーン・イム・ジャイ」

「ソムタムを食べてお腹がいっぱい 君の顔を見つめて胸がいっぱい」

 

これは超ベタだけれど、けっこう使える言い回しです。

女の子を食事をして、料理がまだだいぶ残っているのに手を止めてしまうと、

けっこうな確率で

「イム・レーオ・ロー?」(もういっぱいなの?)

と聞いてきますので、

「チャイ ヘン・ナー・●●(彼女の名前)・レーオ・イム・ジャイ・マーク」(そう。●●の顔を見ただけで胸が超いっぱいなんだ)

と答えてあげましょう。

 

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最後は入り口にあったこちら。

「ノーン・カオ・ラーン ピー・ディー・ジャイ

ノーン・ジャーク・パイ ピー・キットゥン」

「お嬢さんが店に入ってきたら 僕はうれしい

お嬢さんが去って行くなら 僕は恋しい」

もうお嬢さんがどうしようと気持ちがアゲアゲになるわけですね。

 

というわけで、口説き文句にも使えそうな、ベタなタイ語フレーズについて紹介しました。

今日紹介した言い回しはものすごくベタなやつです。ルークトゥン書体にお似合いの、手垢がついたというか、田舎臭い感じ。

日本語で言うと「君の瞳に乾杯」くらいのノリでしょうか。

なので、下手に使っちゃうと口説き行為自体がおじゃんになってしまうので気を付けましょう。

ベタなジョークが通じるような、ノリのいい&外国人の下手なシャレに付き合ってくれる子なら、まぁ使えると思います。

 

ちなみに私はタイ語を勉強してた時代(もう10年以上前です)、こういう言い回しを覚えるとうれしくなってすぐに使ってました。なので、新しい言い回しを見かけると、タイ語学習時代を思い出して、なんだか懐かしくなってしまいます。(F)

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