広告コピーを考えるのはとても楽しいのです。
昨日、ダコ編集部となりにある米ぬか酵素風呂「サラブラン」の広告コピーをデザイナーと一緒に考えていました。
米ぬか酵素風呂の特徴として
・微生物の繁殖熱だけで60℃前後まで上がる
・1グラムの中に100億の微生物がいて酵素を分泌している
・ミクロであり天文学的なマクロの世界
・体の芯に温かさがズバッと刺さる感じ
・体温が上がることで免疫力がアップする
などありまして、その上でクライアント(サラブラン)の広告コンセプトとして
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よく通うお客さんが、その広告を見て「そうそう、サラブランってこうなのよ」と頷いてまた行きたくなるもの
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があります。
で色々と発想を広げるわけです。
・おばさんは少女に、おじさんは少年に戻る
・ドキドキ感がある。実際に心拍数が上がる
・宇宙のファンタジー、スターウォーズ、星の王子様
・地球を守る微生物
・すべての生き物は微生物でできている
・美少女の目がキラキラお星様
・落ち着く。包まれる感。帰って来た感
そこでコピーに入ります。
その前にJRのポスターなんか見て頭の中を広告コピーモードにするんです。本当は見ない方がいい。見ると引っ張られるから。でもその直前まで帳簿つけたり、資金繰り考えたり、力仕事や事務仕事をたんまりしているので、準備体操として他のコピーを見るんです。
そこには珠玉のコピーがあるわけです。感動するわけです。
・行くぜ、東北
・なんだかドキドキする宮崎
・胸に冬が来た
・東京まるかじり
ああ、大阪の商店街活性化ポスターのコピーも
・ポスター? はよせんと、死ぬで(高齢の漬物屋主人)
・いいムネあります(精肉店)
とか。写真とコピーがばっちりきっちりハマって見る人の心に迫って来ます。
そしてサラブランの米ぬか酵素風呂に意識を集中
・お帰りなさいって……(あとは秘密)
・100億の微生物か三つ……(あとは秘密)
・酵素がぶ飲み出口はお尻……(却下)
・確か忘れたい事があったはずなのに(あとは秘密)
・微生物の片思い(却下)
・微生物は恥ずかしいから熱くなる(却下)
・あなたのこと好きだって言ってるよ(あとは秘密)
・星は昼も輝いている(却下)
どんなコピーができて、どんな写真が使われ、どんなデザインになるか。もうすぐわかるよー。
(Mikio Numadate)