暑くなってきました。暑いとどうしてもさっぱりしたものが食べたくなりますね。体力を消耗しやすいこの時期は、しっかり食べることも大事です。さらに簡単に作れるものがうれしいですね。冷たいパスタは、食欲のない時でもツルツルと食べられます。食欲を増進させ、パワーをつけるためにもさっぱりポン酢にニンニクをしっかり入れました。この組み合わせは意外によく合います。
このパスタのメインは、タイ料理で欠かすことのできないパクチーです。そのパクチーをイタリアのパスタと日本のポン酢でフュージョン料理にしてみました。タイではパクチーはあまりに身近で、そのありがたみもわからないかもしれませんが、日本ではまだまだ貴重です。そんなパクチーですから、飾りとしてではなく、たっぷり使ってしっかり効能をゲットしたいものです。
<材料> 2人前(写真は1人分)
パスタ (カッペリーニなど細めがいい) 150g
パクチー 20g
ツナ 50g
ミニトマト 10個
ヤマモリのポン酢しょうゆ 40㏄
オリーブオイル 適量
ニンニク 2~3片
マナオ 1/2個
<作り方>
(1)ニンニクはすりおろしてポン酢と混ぜておき、ミニトマトは縦に4等分しておきます。
(2)パスタを茹でてから氷水でよく冷やします。
(3)パスタの水分をよく切ってオリーブオイルをからめ、ツナと一緒にニンニクポン酢を和えます。
(4)トマトとパクチーの半分をざっくりと混ぜて皿に盛り、残りのトマトとパクチーを飾ります。
\ よもやま話 /
パクチーは、ビタミンA、B2、C、Eなどのビタミン類の他、カルシウムや鉄分も豊富です。それだけでなく、最近、もっとも注目されているのは解毒作用です。特に水銀や鉛などの重金属を排出するパワーが他の食材に比べてもダントツに高いと言われています。また、老化の原因にもなる活性酸素を抑える働きもあります。
現代人...大人だけでなく子供も含め、多くの人がアレルギーや頭痛、慢性疲労、風邪をひきやすい、咳がとまらない、体が重いなど体調がすぐれないという人が多いようです。原因はいろいろと考えられますが、大事なのは体内を常にきれいにしておくことだといえます。ただ、毎日、ふつうに生活しているだけで取り込んでしまうものもたくさんありますから、あれもダメ、これもダメとあまり神経質になるのではなく、パクチーのような解毒効果の高い食材を積極的にとることをおすすめします。