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週末★トリップ そこは秘島かリゾートアイランドか? ついに念願の クット島へ! 未知の島での2泊3日

行こう行こうと思いつつ、なかなか機会に恵まれなかったクット島。タイ湾最大の島であるチャーン島は、日本人にもよく知られているが、そのさらに南に浮かぶこの島の名前は知っていても行ったことのある人はそれほど多くはないだろう。

なんせクット島行きの公共フェリーは1日1便しか出ていないのである。そんな島を訪れるチャンスが巡ってきた! 8月上旬、クット島のリゾートホテル「チャムズハウス」のファムトリップに招待されたのだ……。(編集部NA)

 

【左】ホテル前のクロン・ヒン・ビーチ 【右】緑あふれるリゾートの敷地内

 

スマホが圏外! クット島ってどんな島?

はじめに言っておくと、クット島は、まだまだ未開発の島。コンビニもATMもない。スマホも圏外だ。メインの道路は舗装されているが、街灯はない。ホテル以外でレストランやバーはほとんどなく、ナイトライフとは無縁の島なのである。したがって、プーケットのパトンやサムイ島のチャウエンのような歓楽を求める方には、まったく不向きな島ということだ。必然、夜はホテル内で過ごすことが多くなるので一人旅にも辛いかもしれない。

 

島内の移動はソンテウが基本。ホテルに待機している乗り合いのものを利用するか、自分でチャーターするかだ。チャーターする場合、相場は半日で1500B前後。レンタルバイクが借りられるお店もいくつかあったが、舗装されていない道も多いので、普段バイクに乗らない方にはおすすめできない。

 

漁村と滝を回る地域密着型アクティビティー

【左】フィッシャーマンズビレッジ、バーン・アオ・ヤイ 【右】パッケージとは別料金でシーフードBBQも楽しめる

 

今回は、漁村、バーン・アオ・ヤイ観光(有料)とクロンチャオ滝を回るホテルのツアー(無料、予約制)を利用した。特にクロンチャオ滝は、島内に3つある滝の中で最大! ということで多くの観光客が遊びに来ていた。

 

涼しげな風景、クロンチャオの滝

 

今の時期は残念ながら雨季で波が高く、スノーケリングやダイビング、カヤックで遊ぶことはできなかったが、11月~5月までの乾季には、モルディブ級! といわれるほど透明度の高いビーチでマリンアクティビティーを存分に楽しめるはず。ぜひ、次回は乾季に来て、ビーチで遊び尽くしたい。

 

ちなみに乾季には、カンボジアのゴン島行きの直行ボートがフィッシャーマンズビレッジ、バーン・アオ・ヤイから出ており、そこではカジノが楽しめるという話を耳にした。興味のある方は、自力で調べて行ってみてほしい。

 

ホテルについて

 

普段、島に遊びに行くときは、ホテルの部屋だけ予約し、食事は外で済ませることがほとんどなのだが、クット 島では安いからといってホテルの部屋だけを手配するのはあまりおすすめできない。なぜなら先ほど述べたとおり、島内にレストランはほとんどなく、食事はホテル内でとることになるからだ。

チャムズハウスでは、ウェブサイトで2泊3日と3泊4日のパッケージ(空港送迎、1日3食付き)を提供している が、こういったパッケージの利用を強くおすすめする。

 

【左】海につながっているようなインフィニティプール 【右】ホテルのタイ料理はレベル高し

 

チャムズハウスは、ビルディングタイプとビラタイプの全53室からなるブティックホテル。レストランやプールは美しいプライベートビーチを見下ろせる位置にあり、眺めは最高だ。もちろん最高なのは眺めだけではなく、味もGood! ランチもディナーもタイ料理のレベルは驚くほど高い。バンコクの高級タイレストランと比べても決して引けをとらない。

 

【左】エントランスからの眺めもGood 【右】八角形のカタチをしたビラ

 

オーシャンビューのビラに泊まったが、これがとても快適だった。ビーチまでは徒歩3秒! 聞こえるのは波の音と虫の音だけ。illyのエスプレッソマシンまである。お風呂は半屋外。満天の星空を見上げ、波の音を聞きながらの入浴は最高にリラックスできること間違いなし。はぁ~天国。

 

秘島の雰囲気を残す島
今のうちだ!

プーケット、サムイ島、ピピ島、リペ島。かつて秘島と呼ばれたタイの島々。その多くが今は整備された快適なリゾートアイランドになった。それが良いことかどうかは別にし、このクット島も同じ道を辿るかもしれない。島内には建設中のリゾートや建設予定地が多く目についた。きっとそうなるのだろう。

 

今はまだ秘島の雰囲気を色濃く残すクット島。今しか見ることができない景色、ここでしか感じられない何かがある。せっかくこの島に来たのなら、しばし日常を忘れ、スマホの電源をオフにしよう。目の前の家族や恋人、友人と過ごす時間を大切にしてほしい。かならず得られるものがあるはず。

次回は乾季に再訪だ!

 

 

注目のリゾート

チャムズハウス
場所 2 Moo 5, Klong Hin Beach, Koh Kood, Trat
電話 08-1651-4744
料金 2泊3日トロピカル・ファミリー・パッケージ(2名分の朝・昼・夕食、トラート空港からの送迎(公共フェリー利用)、ウエルカムドリンクとフルーツなど)1万9500B~、2泊3日トロピカル・カップル・パッケージ1万9500B~

※ 館内メンテナンスのため9月のみ休館。料金適用期間は10月31日までで、以降パッケージの詳細は下記のメールでお問い合わせください。

E-mail japan@theuniquecollection.com(日本語)

HP www.chamshouse.com

 

お食事どころ

ライス・レストラン
伝統的なタイ料理からシーフード、パスタ、ステーキなどのインターナショナルな料理あり
場所 チャムズハウス内
時間 7時半~10時半、11時半~14時、18時~22時 無休
料金 ローストダック入りレッドカレー220B、レモングラス入りスパイシーシーフードサラダ180B、揚げ魚のタマリンドソースかけ220Bなど(税サ別)

レストランからはリゾートが一望できる

リラックスどころ

ウェーブ・スパ

タイ国内外で人気の高いナチュラル・スパブランド「ターン」の商品を使ってトリートメントを行なう
場所 チャムズハウス内
時間 10時~21時 無休
料金 アロマティック・タイ・マッサージ60分1250B、アロマセラピー・ソルト・スクラブ1550Bなど(税サ別)

 

見どころ

クロンチャオの滝  น้ำตกคลองเจ้า
バーン・アオ・ヤイの漁村散策  บ้านอ่าวใหญ่

 

2泊3日パッケージ利用時のおすすめタイムテーブル

【1日目】
夕暮れからの時間を満喫
8:45 バンコク・スワンナプーム空港発
9:45 トラート空港着。空港にはホテル専用車がお迎え
11:00 レーム・ソック船着場まで約45分
12:30 レーム・ソック船着場から公共フェリー乗船、クット島へ。1日1本
14:00 クット島アオ・サラット船着場着。船着場からホテルまではソンテウで移動。約30分
14:30 チャムズハウス着。ウェルカムドリンク&ウェルカムフルーツ
チェックイン後、部屋で昼寝。夕方からビーチを散歩&ホテル内散策
19:00 ホテル内のレストランでタイ料理ディナー
21:00 夜のビーチサイドで満天の星空を見上げながら1杯

 

【2日目】
午前中は漁港、午後は滝で水遊び
8:00 ホテル内レストランでブッフェスタイルの朝食
8:45 出発
9:30 漁村、バーン・アオ・ヤイで漁師たちの生活を垣間見る
※ハイシーズンはカンボジアのカジノアイランド、ゴン島への直行ボートが出るそう
11:30 クロンチャオの滝入り口着。15分ほど森の中を歩き、滝に到着
※ホテルで無料バスを申し込んで参加。滝までの道は滑りやすいのでスニーカーで行ったほうがよい
13:30 ホテルに戻る
14:00 ホテル内レストランでランチ。その後、お昼寝タイム
17:00 ホテル内の「ウェーブ・スパ」(有料)で昼間の疲れを癒やす
19:00 ホテル内レストランにてディナーを楽しむ
21:00 ビーチサイドのバーでまったり。希望者対象に、ダウンタウンへのツアーあり

【3日目】
朝食ブッフェ後、一路バンコク
7:30 ホテル内レストランでブッフェスタイルの朝食
8:30 ホテル出発。ソンテウでアオ・サラット船着場へ
10:00 公共フェリー出発
11:30 レーム・ソック着
トラート空港までホテル専用車で送りサービス
13:15 トラート発バンコク行きで帰路へ。さよなら~!

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