ちょっトリップ

あなたにもできる! チャンタブリーのローカル観光ツアー

年末で在住8年。ロット・トゥーでの移動にも慣れた……と思ったが、いやちがう。
ほとんどの場合、タイ人の友人かタイ人化した日本人と一緒だった。
つまりは「付いて行くだけ」の人。
これはどうか? タイ国内あちこち旅行してきたが、実のところロット・トゥーの運転手やローカルな旅先で通じる人なのか。
そこで、検証の旅へと、女4人ワンデートリップに出ることにした。

 

【旅して書く係】 編集部KN  ロット・トゥーで30県制覇を目指すことにした!

行き先はバンコクから東南へ約280km離れたチャンタブリー県チャンタブリー郡。

ロット・トゥー中級者を想定し、現地ではソンテウを貸し切る交渉も課題にした。
ニッポンジン、これはきつくないか?

まずはロット・トゥー。
戦勝記念塔の北側、センターワン向かいのファッションモール前乗り場だ。
「パイ・チャンタブリー・シーコン・カー!」と並ぶカウンターの前で適当に叫ぶ。
直訳は「チャンタブリーに行く。4人です!」。

すると真ん中のカウンターの人から手招きされる。そこで4人分まとめ買い、800Bなり。
30分後には、売り場目の前のロット・トゥーに乗り込んでいた。おー楽勝。

旅はマツダの交渉にかかっている!

ロット・トゥー車内で、ヘタクソだけど強気なタイ語で
「チャンタブリーのバスセンターで降りるからね~」と念を押し、無事降ろされた。
第一段階、クリア。
さて実は、次の乗り合いトラック「ソンテウ」の交渉がこの旅のキモ。
ソンテウ、チャンタブリーではマツダ車を使ったトラックが多いことから「マツダ」と呼ばれる。
ロット・トゥー降りるとそこはマツダの駐車場前。

最初に目があった運転手に、「ここ行って~、あそこにも寄ってぇ~」と行き先を順序よく説明し、「で、いくら!?」とハッキリと言ったはずだったが、運転手は「何言ってるのか、わからない」とお手上げ状態。
まずい、どうやらタイ語が、さっぱり通じていない。

しかたがないので、タイ人の友人が書いてくれていた行き先メモを見せると、
「オッケー、1200B!」と来た。咄嗟に「800B!」と返す。
値引き交渉の術だけは、だてに8年ではなかったな。お互い相場を読みあった、1000Bで成立。
これ、タイ人同士の場合、もうちょい負けられる?

盛りだくさんの7時間コース

盛りだくさんなプランであった。
市の柱とタークシン王の祠→カニ爪入り麺が人気の食堂
「ジェー・ペン・イエンタフォー」のワット・パイローム店で昼食→
カトリック大聖堂と古い町並み→
プリウの滝→
タークシン王像→
ナムプ市場のコース。

これは事前にインターネットで調べてコースを思い描いていた。全行程、約7時間。
今、ふり返っても鮮明によみがえる記憶がある。舌に胸に皮膚に刻まれた時間だったなぁ……。

カニの後はポルトガルの香り

昼食は、チャンタブリー出身のスタッフがイチオシの「ジェー・ぺン・イエンタフォー」へ。

舌に刻まれたのは、ここのクイティアオ・ヌア・ガンプー(カニ爪の身入り麺)。
カニの量が半端なく、今でもカニの匂いとぷりぷりの歯ごたえ、海のエキスたっぷりのスープ、
少しひたひたになったカリカリ麺が鮮明に口内によみがえる。
これだけ食べに行くのでもいいくらいだ。

胸に刻まれたのは、その後に行ったカトリック大聖堂とそこから続くトゥリーラット通りの古い町並み。
ポルトガル文化と中国文化が香る通りの散策だ。
100年以上も前、ここはヨーロッパ貿易が盛んな港町だった。
その名残が建物に、少し洋風な人々の顔に、感じられる。
袋入りのアイスコーヒーを飲みながらだらだら歩く。
300mほど続く小道の両側に木造の家々。
あるものは朽ち果て、緑が茂っている。
脈々と続く商家を覗くと、先祖代々の写真が飾られていた。

プリウの滝、魚多すぎで大興奮!

皮膚に刻まれたのは、プリウの滝にいたコイの一種、Soro Brook Carpの大群。
清水の中をうようよ泳いでいて、20Bのささげを買い、餌付けすると、バッシャンバッシャン寄ってくる。
少し怖いぐらい。
その魚たちと戯れながらひぐらしの声を聞き、深い緑に囲まれ、けらけらと笑ってばかりいた。
大人も無邪気になれる。こりゃ子どもは大興奮だ、間違いない。

帰りは市場に寄って、屋台のつまみ食い大会。旅はここでお開きだ。マツダには、各所の駐車場で待っていてもらった。
最後はロット・トゥー乗り場まで送ってもらい、約束の1000Bを払って、さようなら。
遊び回って日が暮れて、帰りのロット・トゥー車内ではウトウトしていた。あーホントに楽しかったよ。

あれから1週間。実験的旅でわかったのは、タイ語は必要ということ。
でも、タイ語名を書いた紙を用意して交渉すれば、どうにかなる。

さらにわかったこと。チャンタブリーの旅がまだ体に残っていて、消えない。

 

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