50年に一度の大洪水で、被害を受けた日系企業も多く、タイの日本人社会に大きな影響を与えました。今回は、一時帰国や郊外に避難した家庭が続出した状況の中で、突然の指示で訪れることになったシーラチャーの町から、慌ただしい日々を忘れるローイ島の旅をしてきたカピさんからのレポートです。次はあなたが癒されますように。
【旅して書く係】 カピ
備蓄し過ぎた保存食を
食べまくり中
街中から
トゥクトゥクでいける島
予備知識もないままやってきたシーラチャーの町で唯一知っている観光地がローイ島。ロビンソンデパートの前からトゥクトゥクに乗り、その小さな島を目指します。
キラキラと輝く遠浅で穏やかなシーラチャーの海にぽっかり浮かび、長い桟橋でつながったローイ島。観音様を祀った、きらびやかな中華風の廟は青い空を背にさらに色鮮やか。線香の煙がくゆります。閑散とした島にはひなびたお土産屋さんやマッサージ屋さん。駐車場沿いにシーフードの屋台が軒を連ねます。対岸のシーラチャーの町を眺めながら歩くと釣り糸を垂れるおじさんや貝殻や流木を集めて散歩する親子の姿。のんびりのんびり。この島からシーチャン島に渡る連絡船が出ていて、ときおり出発を知らせる汽笛が響きます。
健康公園の
カフェから眺める
ローイ島から橋を歩いて戻るとそこから海沿いにスカパープ(健康)公園が続きます。市民が自由に使える健康器具が設置され、敷地の中には周回できるランニングコースも。公共の公園にもかかわらず立派なスケートボード用のランページやパイプが設置してあることにびっくり。しかしさすがに真昼間の炎天下、運動してる人はだれもいませんね。汗を流しながら歩いている私を木陰のベンチで休んでいる人たちが不思議そうに見ています。
しばらく公園の中を歩いていくと、ぽつんぽつんと、樹の下の机でノートパソコンを広げた人たちがいました。ここは木陰でネットが使えるカフェ、ガーデン@シー。屋外のテーブル席でフリーWi-Fiと電源が使えるようになっているのです。海からの風に吹かれながら、各々仕事やネットに没頭。気持ち良過ぎて仕事になるのかなあ?
商店街は昭和の香り
カフェを出て再び南に向かって歩いていきます。アップダウンのある裏通り。商店街の中の路地はひと気もなく、強い日差しに照らされたモルタルの壁に浮かぶ影のコントラストは強く、荒い舗装の道路に陽炎が漂います。その向こうに海がきらり。観光地のような嬌声もなく、商店街はいつものお客とのおしゃべりに興じる店主の姿。金物屋かと思えば店頭にずらりと並ぶのは投網。ここは漁師町なんだな。
通りの向こうに時計台が見えてきました。ここはタラート・テーサバーン(市役所市場)と呼ばれる公営の大きな市場。昼下がり、商品はすっかり少なくなっていましたが、どうやって持ち帰るのか分からないくらい大きな魚が並んでいます。聞けば好きなサイズの切り身でも売ってくれるとか。そうと分かれば次回は大きなクーラーバッグを担いでこないと。
市場を出たら、路地の角に建つポップなひさしが可愛い建物。その下で果物を売るお母さんとハットをかぶったおじさん。建物もクルマも真っ黄色な飲料問屋さん。なぜか地中海の街を思わせる光景に可笑しくなります。ちゃんとトラックとして働くミゼットに今度は日本を思い出し、ふと「ここはどこの国なんだ?」。
潮風にさよなら、
昼の歓楽街へ
いったんスクムビット通りに出て、日本人も多く訪れる中心部へと歩いて行きます。昼間見る歓楽街の姿は祭りの後のようにくたびれて見えます。立ちはだかる大きなコンドミニアムが海からの風を阻むのか、町の真ん中ではなぜか潮風を感じないな。
だれもいない小さな路地を覗きながら、ふらふらと町をひとまわり。ロビンソンデパートまで戻ってきました。昼間のシーラチャーは夜と別の顔の町。軽いデジャブとフォトジェニックな光景が交差するのんびり不思議な場所でした。
ローイ島への行き方
①バンコク→シーラチャー市内
・エアコンバス:エカマイの東バスターミナルチケット売り場15、16番で「シーラチャーまで」と言って乗車券を購入。この日は料金86B(変動あり)。19番乗り場から約2時間、ロビンソンやバスターミナル(もしくは電脳ショッピングモール、トゥックコム)で降りることを車掌さんに前もって言っておく。帰りも同じ場所からエカマイ行のエアコンバスに乗ります。
・ロット・トゥー:アヌサワリー・チャイ~シーラチャーのロビンソン前まで。料金100B。帰りはロビンソン前のロットゥーのチケット売り場でチケット購入、バンナー、プラトゥーナームでも下車可能。
②シーラチャー市内→ローイ島
・トゥクトゥク:市場やデパート前に常駐。流しを拾うこともできる。料金40B~
・モーターサイ:料金は交渉、20B~








