ちょっトリップ

ブンサムラン・フィッシング・パーク

釣り好きはもちろん、釣り好きのパートナーがいる人も。休日は釣り堀でのんびり糸を垂れてみませんか。ゆっくり話しながらお互いのことを知る……、魚以外の「何か」も知らないうちに釣れていたりして。次はあなたが楽しめますように。

 

旅して書く係:  カピ 日本にトゥクトゥクを1台持ち帰りたい人

バスに乗り込み手ぶらで釣りに

釣り堀なのに大型珍魚がウヨウヨいると、釣り好きさんに知られたその場所の名前はブンサムラン・フィッシングパーク。1回目は車で連れて行ってもらったのですが、自力で行く道順がイマイチ分かりません。で、調べました。バス一本で行けるじゃーん! すぐさま週末の予定を釣り遠足に変更です。

朝8時、スクムビット通りを東に向かう501番のバスに乗り込みます。車掌さんにタイ語のメモを見せながら「タラート・インサラックで降りたい」とお願いしておき、子供のように一番前の座席を陣取ります。ラムカムヘン通り~ナワミン通りと景色を楽しみ、1時間ほどで目的のバス停に到着。バス停近くの歩道橋を反対車線に渡ったところ(ナワミン・ソイ42)で、客待ちしているモーターサイに乗り、ソイの突き当たりまで約5分。

ローカルな景色の奥に、突如ブンサムラン・フィッシングパークが現れます。駐車場はすでに満車状態。24時間営業のこの釣り堀、夜釣りをして帰るお客さんの姿も。受付で料金と保証金(後で返却)を先払いするのですが、日本語の料金表もあるので安心です。ここで釣り竿と巨大なタモ網をレンタルし、練り餌を購入。しきりにガイドさん(有料)を勧められますが……、うーん、今回はいらないや。

期待を込めてデッカイ餌で

子供連れやグループだったら、釣り堀の周囲にある有料コテージ(600B~)もお勧めですが、今回相方と2人だけなので中央にある無料の桟橋を利用しました。柱と柱の間が1組分のスペースでテーブルと椅子があります。ひとまずオヤツを広げてみたり。

相方は早速練り餌の準備。受付で買ってきた餌バケツの中身はパンの耳、魚粉、そしてココナッツミルク。パンの耳を食わせ餌用に少し残しておき、固さを見ながらココナッツミルクを加えて材料を練ります。釣り竿の仕掛けに練り餌を付けるのですが、周りの人を見ているとタマゴ大からソフトボール大まで大きさは様々。釣り針の先に食わせ餌のパンの耳を引っかけ、ムギューッと丸めて出来上がり。相手が大物なので餌も冗談みたいにデッカイです。

大型ナマズを釣り珍魚と撮影

びょんと投げたら釣り竿は置き、アタりが来るまでちょっとトイレ……と思っていたら、いない間に見事にヒット! 慌てて戻ると相方はぐいぐい格闘中。隣のブースにいたタイ人の若者がタモを持ち、役立たずな私の代わりに引き上げてくれました。ここは近くにいるタイ人釣り客が、親切に助けてくれるのでホントありがたい。この日の成果はプラー・サワイという大型ナマズ。プラー・ブック(メコンオオナマズ)に比べると若干小ぶりの種類ですが、大きさ90cm。素人目には十分巨大魚です!

しばらくすると、タイ人のお父さんが大きな声を上げています。どうやら珍しい魚がかかったようで、周りの人もドンドン集まってきました。つられて見に行くとそこには大きな鯉が! プラー・カーホーと言う世界最大級の鯉だそうで、写真を取らせてもらおうとしたら「あんたも入んなさい!」。釣ったわけでもないのになぜか記念撮影。

南米の魚にも会える

そんなこんなでお腹が空いてきたら施設内のタイ料理レストランへ注文に行きましょう。言えば釣っているブースまで食事を届けてくれます。手頃な値段で味もなかなかイイですね! タイ料理を食べながら釣りをするって言うのもなかなか新鮮だなあ。

お腹も満たされぼんやりしていると、目の前を赤い大きな魚がザバーン!とジャンプ。2mはありそうなピラルクです。なぜ南米の魚が……と思いましたがこの釣り堀、タイの魚だけではなく、各地の大型魚もいるようです。

今回釣りの成果は1匹だけと少々残念でしたが、珍しいプラー・カーホーも見られて満足満足。次回来るならぜひプラー・ブックを……と相方をチラリ。
行き方
①エンポリアム向かいのバス停(エカマイ方向)~タラート・インサラックのバス停まで(所要時間60分)501番のエアコンバス(片道17B)
②バス停近くの歩道橋を渡ったところにあるナワミン・ソイ42の入口~ブンサムラン・フィッシングパークまでモーターサイ(片道5B)

帰り方
・施設の受付でタクシーを呼んでもらえます。
・ナワミン通りまではモーターサイで。行 きに降りたバス停の向かい辺りにバス停
が有り。501番のバスで「プロムポン」 と言えばOK。

・ソイの中は歩いても行けますが結構な距離。暗くなったらお勧めしません。

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