ブンに訊け!

借金の取り立ては1日1回 vol.206

編集部のタイ人経理部長「ブン」がタイに住む日本人の悩みを快刀乱麻で解決する!

今号の読者からのご相談

前略。借金の取り立ては1日1回だけ。という法律が施行され、これに反すると罰則まであるそうですね。かなり本気で債務者を守る法律だと思うのですが、取り立てが甘いと銀行からお金を借りる人が増えタイの景気が良くなるのか、銀行が貸し渋って、タイの景気が悪くなるのか、よくわかりません。どういうことなのでしょうか。(サラチン)

ブンからの回答

今年11月21日から施行される法律です。過酷な取り立てをしてはいけないという法律は5年前からありましたが、今回は具体的に、

①直接の取り立てだけでなく、手紙やメールやSNSでの支払い催促も1日1回だけ。

②家族や第三者に対しても圧力をかけてはダメ。家の扉に督促状や支払いの催促を紙に書いて貼ってもいけない。要するに債務者に恥をかかせてはいけない。

③催促は平日8時から20時までのみ(土日祝は18時まで)。

④違反すると10万B未満の罰金か1年未満の実刑、または両方です。

タイのネット上では「銀行からお金を借りたり、車のローンまで厳しい審査になり借りにくくなる」という債務者予備軍の声が。あくまで債務者やその家族を容赦ない取り立てから守るための法律ですが、悪質な借り手の場合はどうなるのでしょうね。

借金の取り立てが1日1回になるとタイの経済にどう影響するか、金融システムそのものがどうにかなる予兆なのか、私にはちょっとわかりません。

今回の法律を動画でパロディにしてみました。こちらです。


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