特集

タイのコーヒー豆を味わえるバンコク&チェンマイ、チェンライのカフェ案内

北タイ発! 3大コーヒーブランド

サードウェーブコーヒーの始まりは北タイから。 北タイを代表する3大ブランドがこちら!

ドーイ・チャーン・コーヒー

世界が認めた高品質なコーヒー
バンコク各地に店舗を持つ、「ドーイ・チャーン・コーヒー」。アカ族、リス族、雲南チャイニーズが住むドーイ・チャーン村でコーヒー栽培が始まったのが1969年頃。しかし、平地では1㎏70~80Bで売られている生豆をブローカーが買いたたき、国籍を持たない村人は1㎏15Bで売らざるを得なかったという。

そんな状況を憂い2002年にドーイ・チャーンの村長・アーデル氏はタイ人コンサルタントのウチャー氏と協力し、会社を設立。村人から正規の値段でコーヒー・チェリーを購入し、ブランドを確立。欧米に進出しその味わいが現地で評判になると、逆輸入の形でタイに戻ってきた。今では、コーヒー作りは村人たちの誇りとなり、世界でもトップレベルのひとつと評されるブランドとなっている。

Doi Chaang Coffee
場所:チェンライ県メースワイ郡ワーウィー地区
時間:7時~18時 無休
HP:www.doichaangcoffee.co.th
店舗メニュー:ホット・ラテ75B、ドーイ・チャーン・アイスコーヒー90B
コーヒー豆:プレミアム・クラシック 250B

 

ワ―ウィー・コーヒー

寒暖の差から生まれる味わいが自慢
2000年に、デザイナーとしても活動するクライシット氏によって設立されたブランド「ワーウィー・コーヒー」。チェンライ県メースワイ郡のワーウィー地区のアカ族の農家とともにコーヒー作りを行い、店舗をバンコクや他県に拡大中。近年はオーガニックコーヒーにも力を入れており、全生産量の20%ほどを無農薬で栽培している。

タイを始め、ヨーロッパのオーガニック認定を取っており、将来的には生産量の半分をオーガニックにすることを目指しているという。標高1300mの高地で育てられたコーヒーは完熟豆のみを手摘みで収穫し、世界基準の衛生管理システムHACCPを導入した工場で加工。安心・安全で高品質のコーヒーを提供しているブランドだ。

Wawee Coffee
場所:チェンマイ県ムアン郡シープーム地区
時間:月~土 7時~21時、日 ~23時 無休
HP:www.waweecoffee.com
店舗メニュー:ホット・ラテ65B、カラメル・オー70B、ブラウニー125B
コーヒー豆:オーガニックコーヒー・ ロースターズ325B

 

アカアマコーヒー

オーガニック&フェアトレードを実現
「アカアマ・コーヒー」はチェンマイ市内に2店舗を運営するコーヒーブランド。まだまだ店舗数は少ないながらも、チェンマイで一番おいしいと評判を呼んでいるブランドだ。オーナーはアカ族のリー氏。生まれ育ったメージャンターイ村の農業の問題や人口が減っていく農村の問題を解決する力になりたいと、桃やプラム、アプリコットを育てていたエリアで、オーガニックのコーヒー栽培を広め、販売先としてコーヒーショップをオープンした。

コーヒー豆の購入金額は村人と相談しながら、フェアトレードで取り引きを行い、農家ごとに焙煎をしたシングルオリジンのスペシャルティコーヒーを販売している。生まれ育った村の人々と共に成長したいとの強い思いが味わいにも反映されているようだ。
Akha Ama Coffee
場所:チェンマイ県ムアン郡チャーンプアック地区
時間:8時~18時 第2火休
HP:www.akhaama.com
店舗メニュー:カフェラテ50B、マニー・マナ80B、マンゴー・チーズ・ ケーキ80B
コーヒー豆:アカアマコーヒー ハウス・ブレンド 200B

 


北タイをまるごと味わえる バンコクカフェ案内

近年、バンコクでは北タイのコーヒーを扱うおしゃれなカフェが急増中!
自家焙煎のカフェやバリスタ・チャンピオンのいるカフェ、自社農園を持っているカフェなどサードウェーブの波は大きなうねりを見せています!

ルーツ

1杯のコーヒーの裏にある物語を伝える
店内は コーヒーの多様な魅力を知ってもらいたいと、マシンで淹れるエスプレッソ・バー、ハンドドリップで淹れるフィルター・バ ー 、水出しのコールドブリュー・バ ー 、自分でコーヒーを入れることができるイージーブ リュー・バーと4コーナーを用意。 コーヒーの多様性を体験できる カフェがここにある。

Roots
場所:ピラット・タワー1階 サートーン通り
営業時間:8時~19時半 無休
HP:https://rootsbkk.com
店舗メニュー:ピーナッツ・バター・フロート180B、コーヒー・シェイク 180B、コーヒー・ブロッサムハニーアイスティー120B

 

ダック・ユー・カフェリスタ

屋台とカフェのハイブリッド!
オーナーのスパチャイさんは 、今までに数々のラテアート、バリスタの賞を受賞しており、「タイランド・ナショナル・ラテアート・チャンピオンシップ 2018」ではチャンピオンを獲得した。タイ代表として世界大会にも出場するほどの実力の持ち主だ。

Duck You Caferista
場所:ラムカムヘン・ソイ78
営業時間:7時半~14時 無休
FB:duckyoucaferista
店舗メニュー:スピリット エスプレッソ&ピコロ120B、ダック・ユー・ス ペシャル70B、フィルター・コーヒー70B

 

93アーミー・コーヒー

家族の絆としてコーヒーを伝える
オーナー・リズさんの父は台湾出身で国民党師団に属しており、戦後に北タイにたどり着いた。一家はかつてケシ栽培に従事していたが、アボカドやイチゴ、コーヒー栽培へと切り替え、自分たちで栽培したコー ヒーをこちらで販売。毎日曜にはドリップやテイスティングのワークショップも開催。

93 Army Coffee
場所:ラチャダピセーク通り
時間:8時~18時 月休
HP:https://93armycoffee.com/
店舗メニュー:タイ・ドリップ・コーヒー100B、ホット・ラテ70B、台湾 バーガー・ペストソース120B

 

ドーイ・ランカー・コーヒー

オリジナルコーヒーカクテルに舌鼓
チェンマイ県とチェンライ県の間に位置するドーイ・ランカーで 育つフルーティーな味わいのコーヒーをさまざまな方法で提供している。ウイスキーやオレンジ ジュース、ハチミツやマナオとエスプレッソをブレンドしたラム・タイなどここでしか味わえない杯を堪能したい。

Doi Lanka Coffee
場所:スクムビット・ソイ1
時間:7時~20時 無休
FB:doilanka
店舗メニュー:コールド・ドリップ 180B 、ハニー・ボム120B 、アイス・ラテ 100B

 

ブルーコフ

サードウェーブコーヒーの火付け役
「ブルーコフ」は国内で3000店舗以上のコーヒーショップをプロデュースするタイのサードウェーブ・コーヒーをけん引する存在。海外からコーヒー豆やコーヒーマシンを輸入しているほか、ドーイ・チャーンに自社農園を持ち、生産からコーヒーにまつわるアイテムの販売まで一手に引き受けている 。

Bluekoff
場所:ラップラオ・ソイ3
時間:8時半~17時 日休
HP:www.bluekoff.com
店舗メニュー:アイス・アメリカーノ60B、ホット・ラテ70B、クロワッサ ン・カイケム100B


(『WE♡THAI COFFEE タイのコーヒー飲みます宣言』2018年10月20日発行-第491号より)

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