
虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。

若者に人気のタクルットを使ったブレスレット
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高僧が念を込めた本物のタクルット(お守り)を使ったアクセサリーに悪霊が混入している問題で、バンコク都内のアクセサリーメーカーは1日、タクルットブレスレットの新商品を発売した。他のアクセサリーに混入した悪霊を払う除霊効果があるという。
モデルなど著名人がSNSで紹介したことをきっかけに、タイでは今、タクルットを使ったブレスレットやネックレスなどのアクセサリーが若者の間でブームになっている。タクルットは恋愛運や金運などを高めるお守りとして古くから親しまれてきたが、若者が身に付けやすいデザインにアレンジしたことがヒットに結びついたようだ。
しかし4月中旬、ブレスレットを身に付けた人物が「悪寒や発熱などの症状に襲われた」とツイッターに投稿。僧に相談したところ「黒魔術を扱う高僧が悪霊を呼び寄せる念を込めたせいだ」と言われたという。ブームへの悪影響を懸念するメーカー各社では現在、タクルットを作っている高僧の中に黒魔術師がいないかどうか品質管理の徹底に追われている。
新発売の除霊ブレスレットは、除霊専門の高僧に依頼したタクルットを使用。他のアクセサリーと一緒に身に付けることで、悪霊を取り除く効果があるという。
「でも、除霊ブレスレットでさえ、絶対に悪霊が混入しないとは言いきれないですよね。除霊に強いお坊さんを装った『隠れ黒魔術師』だっているかもしれないですし」とタクルットアクセサリー愛好家のソムチャイさんは不安そうに話す。
「ただ、除霊ブレスレットをたくさんつけておけば、どれかが『ハズレ』でも大丈夫だと思うんですよ」
そう言って見せてくれた彼の両腕は、肌が見えなくなるほど大量のブレスレットを身に付けすぎたせいで、ボンレスハムのように赤く締め付けられ、まるで悪霊に憑かれているかのようだった。
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