ヨードが転職して4カ月。前職のジムではタイ人トレーナーはヨードだけだったけど、今のジムは大所帯。タイ人トレーナーも入れ替わりでやってくる。現役を引退したばかりのような若手も多く、日本に来るのも初めてという感じなので、必然的にヨードがお世話係(?)に。
腰が痛いと言えばマッサージ屋さんに連れていったり、ジムに10時集合のときは9時半に念押しの電話をしたり。特に「時間を守ること」と、「仕事時間中は真面目にやること」の2点は、絶対にきちんとしないといけない、とヨード。
今までも、タイに住んでいる何人ものタイ人から、日本でのトレーナーの仕事を紹介してほしいと言われてきたそうだけど、「だいたいタイ人を呼び寄せるのに、飛行機代やらビザ代やら滞在費やら、どんなに出費がかかるのか、みんな考えていない」と。
それに、「気軽に誘って、タイの仕事の仕方をそのまま日本に持ち込まれたら、紹介した自分の信用がつぶれる」と、いかに日本で仕事をすることが大変かを諭すらしいが、なかなか理解してもらえないらしい。
そういう話を聞いていると、実は、ヨードは日本で仕事をすることが、相当ストレスになっているのでは?と思ったり。
とはいえ、すっかりジムの選手や会員さんとも打ち解けて、日々楽しくやっているらしく、夏休みには1週間のチェンマイ&バンコク強化合宿にも同行。会長と一緒に、日本に呼ぶトレーナーのめぼしを付けたり、いつの間にかいっちょ前の中間管理職になってる! と、びっくり。
話は変わるけど、ヨードが夏合宿に行く前、タイの「ガオ・ゲー(古いとか昔の)、ボラーン(昔の)」お菓子を、コンビニとかでいいので買ってきてほしいと頼んだら、「Koh-Kea(コーゲー)」という豆菓子を買ってきた。まぁ、これも私の好きなスナック菓子ではあるけれど、そういう意味で言ったんじゃないのになー。イメージとしては、市場とかでも売っているようなタイの昔ながらのおやつだったのに。私のタイ語能力は、いつまでたっても成長しない(汗)。
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!