夏のタイ帰省、ロッブリーの田舎に向かう車(ロット・トゥー)で、隣に座ってる小6息子が突然、「ママ、何か言った?」と。タイに来てから、バンコクのホテルにいるときや、フアヒンでプールに入っているときに、耳元で、男の人の声がしたという。
「それ、パパの亡くなったおじいちゃんの声じゃないの?」と私。歳をとった感じの声で、「アーアー」と短い言葉で、何を言っているかは聞き取れないことが数回あったらしい。
「それ、おじいちゃんが、孫に早く会いたいって言ってると思うから、パパに聞いてごらん」と、ヨードに「何だと思う?」と聞いてみると、即座に「親父の声かも」と。やっぱりというか、すごい! 私もタイ的発想が、いつのまにか身についていたのかと、変な感動。
しかも、プールに入っている時は文字らしきものが浮かんできて、それは3文字で、最初がアルファベットのEに似た文字で、あとは丸っぽかった、と。それ、ヨードのタイ語の名前?(ยอดのยも、手書きだとEっぽい)。ちなみに、うちの息子はタイ文字の読み書きがまったくできない。ちょっと鳥肌。
ところで、この日はタイの母の日、朝から帰省ラッシュでバスターミナルは激混み。14時半にロッブリーで兄にピックアップしてもらう約束が、ロッブリーについたのは15時半。しかも、兄はまだ出稼ぎ先からの出発前。ロッブリーに着くのは19時ぐらいになってしまうとか。ヨードの実家は、ロッブリーから、さらに車で30分のところ。
「じゃあ、今夜はロッブリーに一泊して、翌朝迎えに来てもらおう」とヨード。「いやいや、意味わかんない。ロッブリーでロット・トゥーに乗って村の入り口まで行けるんだし、そこから歩いて20分ぐらいなんだし、ロット・トゥーで行こうよ」と、私、娘、息子の3人で大反対してヨードの意見を却下。
ロット・トゥーを乗り継ぎ、村の入り口でお兄さんと合流でき、ようやく実家につき、おじいちゃんにお線香をあげ、帰省の報告。今、改めて書くと、ヨードの提案も悪くない気がするが、やっぱり、おじいちゃんが早く会いたいって呼んでいたのかな。
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!









