タイ北部の街、メーホンソーン。3月27日よりバンコクエアウェイズの乗り継ぎ便の時刻が変更になり、週末の1泊2日でも十分に観光を満喫できるようになる。そこで、ダコ編集部の女子2名がひと足お先に週末旅へ!
最近すっかり暑い日々だけど、山合いにあるこの街にはまだまだ乾季の足跡が残っていたなぁ。
ジャーボー村のクイティアオ屋さん。開放感!
【旅して書く係】編集マイ
見たことない料理はとりあえず食べてみる
週末は、朝日を見に行こうよ
宿泊は「サン・トン・ハッツ」というホテル……というか山小屋。素敵でした。
さ、さ、さ、寒い……。朝6時、夜明け前。うっすらと白み始めた空に目をやる余裕もなく、身を縮こまらせる。「北タイの朝晩は寒いよ~」と聞いていたが、まさかここまでとは。というか、そもそも早朝山道の移動にトゥクトゥクをチョイスしたのが失敗だった。当たり前か。
タイ北部、山合いの街・メーホンソーン。バンコクからここへの直行便はなく、チェンマイから飛行機を乗り換えるか、バスで来るかが一般的。1泊2日の観光にはちょっと厳しい場所だったのだが、この3月27日よりバンコクエアウェイズの乗り継ぎ便の時間が変更になることで、週末の1泊旅行も可能になる。
具体的には、バンコクを早朝出て午前10時前にはメーホンソーン着、帰りの便は翌日の17時頃というスケジュール。これならば、ほぼ2日間まるっと観光できるというわけだ。
絶景を見ながらクイティアオ
ふらりと入ったおしゃれカフェ
そんなこんなで、ダコデザイナーのユカと一緒にメーホンソーンにやってきた。1日目は、街の中心部の湖のまわりを散歩したり、山の上に建つミャンマー様式のお寺「ワット・プラタート・ドーイ・コンムー」で夕日を見たりと、街から徒歩圏内の観光を楽しむ。
日没後のワット・プラタート・ドーイ・コンムーはライトが灯り幻想的
で、2日目はトゥクトゥクをチャーターして、早朝から精力的に動こうというわけだったのだが、この寒さである。スマホで気温を確認すると25℃との表示が。嘘だろう? 体感温度は5℃くらいだぞ……。
向かったのはジャーボー村。メーホンソーン市街地からパーイに向かう途中約50km地点のところにある。風吹きすさぶトゥクトゥクに揺られること1時間半。ようやくお目当てのクイティアオ屋に到着した。ここはダコタイ語版編集長のオーさんがおススメしてくれたお店で、足を空中にプラプラ投げ出して、山の絶景を見ながら食事ができるのだ。
かじかむ手でクイティアオを食べながら、朝日を見る。小さく連なる山は霧がかっていてなんとも幻想的。1月だともっと雲海がキレイに見られるらしい。
ご来光の中、朝ごはん
マサイの戦士、温泉を泳ぐ
プール、もとい温泉。硫黄の香りがするんですよ、この見た目で
胃袋は少し温まったが、依然身体は冷たいまま。ということで、温泉に行くことにした。そこで泥パックもできると聞いていたので、女性としては気になるスポットだ。
「プー・クロン・ミネラル・マッドスパ」では、顔と全身の泥パックが選べたのだが、迷わず全身を選択。個室に入り、結構きわどいところまでくまなく泥を塗ってもらう。外に出て顔にも泥を塗ったら、テラスに放り出されまさかの天日干し。ふとユカのほうを見ると、そこには私の知っている彼女ではなくマサイの戦士が立っていた。
日は出ているのだが、ここでもとにかく寒い。全身の泥がパリパリに乾いたところでパックは終了。「ワイナーム(泳ぐ)?」と聞かれ、「え、温泉じゃないの?」と思いつつも「カー(はい)」と答えてしまう悲しき日本人。この冷え切った体で泳ぐなんて冗談じゃないよ! と憤慨しつつ水着に着替えプールに向かうと、まさかの硫黄の匂い。そこにはリゾートプールのような見た目の温泉が広がっていたのだった。
一度はおいでよメーホンソーン
冷え切った体がじわぁっと温まる。こんな感覚をまさか南国のタイで味わえるなんて。水深は1.2~1.5mと深く、立ったまま温泉に入るというのもなかなか斬新でよかった。
スパを出てもまだ12時。朝から動くと1日が長い。このあとお昼を食べて、首長族の村を観光して、夕方の便でバンコクへ。しっかり楽しんだ1泊2日の旅。次はあなたが行けますように。
営業スマイル完璧だった首長族の少女
タイムテーブル
※3月27日以降、バンコクエアウェイズを利用する際の私的おすすめスケジュールです
【 1日目 】
06:15 バンコク発、チェンマイ乗り継ぎ
09:40 メーホンソーン着
10:30 街をプラプラ
14:00 首長族の村
17:00 ワット・プラタート・ドーイ・コンムー
19:30 ナイトマーケットなど散策
【 2日目 】
05:30 メーホンソーン市街発
07:00 ジャーボー村で朝日を見る
09:30 泥スパへ
12:30 ゆっくりランチ
14:30 お土産など買い物
17:05 メーホンソーン発、チェンマイ乗り継ぎ
22:25 バンコク着
見どころ
ban ja bo Hill noodle
時間:7:30~19:00 無休
料金:クイティアオ35Bなど
Phu Klon Mud Spa
電話:0-5328-2579
時間:8時~18時 無休
料金:全身泥パックと温泉90分1200Bなど
※男性も利用OKですよ!
宿泊どころ
Sang Tong Huts
場所:250 Makha Santi Rd., Pang Mu, Mae Hong Son
電話:0-5361-1680
料金:山小屋ロッジ2名1室910B~
評価
景色きれい度 ★★★★☆
涼しい度 ★★★★★
癒やされ度 ★★★☆☆
観光充実度 ★★★★☆