今回はミャンマーの首都ヤンゴンへ1泊2日の弾丸旅に出かけたHIROKOさんの旅行記。
ヤンゴンの歴史的な寺院は、タイ以上に目が眩むほどの金ピカ。
ゴージャスな装飾の数々は、もはやこの世のものとは思えない、「圧巻」の一言!
シュエダゴンパヤーの仏像。後光は点滅するLED
【旅して書く係】HIROKO/日泰往復、早や5年
初めて来たのに懐かしい
バンコク・ドンムアン空港からLCCで1時間。入出国カードを書き終えるやいなや、もうそこは隣国だった。新しく近代的な飛行場で、ドンムアンと違いヤンゴン国際空港は空いている。入国審査待ち0分なのはありがたい。入国審査官の仕事も速いし、身なりもきっちり、どことなくシャイ。初めて来たのに懐かしい気がするのは、彼らが日本的だからだろうか。未知の国への期待に胸が膨らむ。
ランドマークはスーレーパヤー
まずはホテルへ。空港からタクシーで約1時間10USドル現地通貨チャットもあるのだが、米ドルも広く流通している。1ドル札を持参したのは正解だった。今日の滞在先は、ノボテル・ヤンゴン・マックス。3年前にできたこの建物は機能的で、小じゃれている。
荷物を置いて、さあ街へ!
スーレーパヤーを照らす満月。見とれてしまうほど幻想的
ウーバータクシーで街の中心に向かう。時間は午後5時過ぎ、渋滞がひどいが、バンコクほどではない。
すっかり夜の帳が下りた中、ライトに照らされ幻想的に光輝く金色の仏塔が見えてきた。スーレーパヤーだ。ヤンゴンの市街はこの仏塔を中心に設計されている。道で迷っても、昼夜問わず輝き続けるこのパゴダを目印にすれば、大抵の所はたどり着ける。さて、入口で靴と靴下を脱ぎ、階段を上る。
「!!!」目に飛び込んできたのは、尊い仏像を背後から照らす、LEDの後光だった。それが、ピンク、緑、青、とぐるぐる点滅しているではないか。まるで、仏様がタニヤかパッポンを背負ったかのようだ。これでいいのか、ミャンマー人。 見渡すとどの信者も熱心にCRブッダに祈りを捧げている。違和感を覚えつつも、一周し、ありがたく参拝。旅の安全とまたミャンマーに来られることを願う。
ちょうどお腹も空いてきて、両親も同行していることもあり、夕食はこの界隈の家津すし&そばへ。手打ち蕎麦を注文。バンコクの和食もレベルが高いが、ヤンゴンも遜色ない。むしろ日本よりおいしいのではないか。久々に口にする日本の味、ほっとする。
家津の寿司カウンター。愛想のいい板前さん
聖なる黄金の塔
シュエダゴォンパヤー。無数の仏塔が立ち並ぶ
弾丸旅も2日目に入る。ヤンゴンに来て、これを見ずに帰る人はいないだろう。ミャンマー人の誇り、シュエダゴォンパヤー。昨日のホテルの部屋からもその仏塔が金色に輝いているのが見えた。
この寺院は丘の上に建っているため、参拝者は104段の階段か、東西南北すべての出入口からエレベーターを使って昇るのだが、迷わずエレベーターを選んだのは良かった。何せこの寺院、巨大でかつ見渡す限り、金、金、金! 仏塔、仏像は数知れず、中には大仏も鎮座しており、そこはまるで黄金の迷宮。あまりの美しさに圧倒され、完全に道に迷う。
ここにもLED仏像が鎮座
シュエダゴォンパヤー内部には多くの仏像が。中央の涅槃仏は美形
灼熱の太陽に照らされた白いタイルの上を素足で歩きまわり、途方にくれていると、係のおばさんが私の胸につけた入場シールを見て、「あんた、南口から来たからあっちだよ」と教えてくれ、一安心。気を取り直し、中央の一番大きな仏塔を目指す。見えてきた、眩しい。熱気と反射した黄金で目が眩んでしまう。これだけでも有難いのだが、塔の最頂部には76カラットのダイヤモンドがあるという。そのほかにも数千個のダイヤ、ルビー、ヒスイなどがちりばめられているらしい。
現地の人はこの世にもゴージャスな仏塔を横目に日陰で昼寝をしている。これだけきらびやかな場所でも、彼らにとっては日常なのだなと思いつつ、帰路につくのであった。
タイムテーブル
1日目
11:40 ドンムアン空港出発
12:25 ヤンゴン国際空港到着
14:00 ノボテル・ヤンゴンマックス着 休憩
17:00 タクシーで市街へ
17:30 スーレーパヤー着
19:00 夕食 家津すし&そば夕食
21:00 ホテル着
2日目
09:00 ホテル出発
09:30 シュエダゴォンパヤー着
11:30 ボーヂョーアウンサンマーケットで買物
13:00 ホテル着 昼食
17:35 ヤンゴン国際空港発
19:25 ドンムアン空港着
見どころ
スーレーパヤー
時間:@5時~21時
料金:3USドル
シュエダゴォンパヤー
時間:5時~21時
料金:約6USドル
食事どころ
家津すし&そば
電話:+95 1-377212
時間:11時~23時
FB:YhetsSushiSoba
料金:盛りそば 7.4USドル エビ天そば10.8USドル 寿司盛合せ 18USドル
宿泊どころ
ノボテル・ヤンゴン・マックス
Novotel Yangon Max
電話:+95 1 230 5858
Web:http://www.accorhotels.com
料金:132USドル~(1室ツイン)
注意点
ミャンマー入国時にはビザが必要。入国前に取得のこと。インターネットのウェブ上からも申請可能。50USドル。発給から90日有効