ワンデートリップ

フアラムポーン発・列車で行く ロッブリーへ、フードトリップ! 猿マネ写真とタイ・プアン料理《レジャーその145》

バンコクから北へ列車で3時間。猿と遺跡とひまわりで有名なロッブリー県へ日帰り旅行に行ってきた。

猿の攻撃を潜り抜け、目指すは、なにやらフォトジェニックなウォールアートと、「タイ・プアン」と呼ばれるタイとラオスのミックス料理。タイ人の間で大人気のこのレストラン、ダコのタイ人スタッフも「初めて食べた!」と感動の絶品料理が続々登場。これはわざわざ行く価値、ありますよ。

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みんなで猿ポーズ……と思いきや、なにやら違うコンセプトの人もチラホラ

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【旅して書く係】編集マイ/見たことない料理はとりあえず食べてみる

 

ロッブリーの話題の店へ日帰りで食の旅

つけ麺屋には3時間並べるが、3時間かけて何かを食べに行く、という発想はなかった。

先日、ダコ社員有志とその友人とでロッブリー県に日帰り旅行に行ってきた。主催は弊誌連載「ブンに訊け!」でおなじみのブンさん。旅の目的は2つあって、①猿のウォールアートの前で写真を撮る、②タイ人の間で評判のとあるレストランでお昼を食べる、ことだ。おぉ、これは今号でも特集しているまさに「フードトリップ」というやつじゃないか。

朝7時。前日が飲み会だったわたしは、一睡もせずに国鉄フアラムポーン駅に集合。列車にガタゴト揺られ、ロッブリーを目指したのだった。

 

フアラムポーンを出たらそこは猿の惑星だった

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見よ、この猿の数。行けばわかるさ、この怖さが

 

せっかく旅情のある国鉄の旅なのに、ほぼ寝ていた。フアラムポーン駅を出て約3時間。目を覚ますとそこは……猿の惑星だった。

話には聞いていた。ロッブリーといえば猿だと。とにかく猿がすごい、と。わかっていたはずなのに、見て思う。……とにかく猿がすごい。のどかなタイの田舎町。確実に人より猿のほうが多い。なんだか自分だけが先に人間に進化を遂げてしまったような錯覚に陥る。いや、でもここでの権力者は間違いなく猿のほうだ。
街では猿を撃退するにはワニのぬいぐるみが効く、と信じられているらしく、車の上や店先にいくつも置かれているのだが、まったく効力はなさそうだ。当たり前である。

 

たどり着くまでが冒険、猿のウォールアート

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プラ・プラーン・サーム・ヨートで記念撮影中、敵の乱入により一部に動揺が

 

ロッブリーはクメール遺跡の街でもある。国鉄駅まわりにはいくつか遺跡があるのだが、3つの仏塔が印象的な「プラ・プラーン・サーム・ヨート」は13世紀にクメール人によって建てられたもの。記念写真を、と思ったらここももはや敵(猿)の牙城。カメラを狙われる者、そして肩に乗られる者……。我々は憔悴していった。

目指すウォールアートは、この遺跡の裏手にあるらしい。しかし、そこに向かうためのソイ(小道)がもう地獄絵図。道の入り口に廃墟があり、猿があちこちから出ては入り、電線という電線を練り歩き、もうシルク・ド・ソレイユも真っ青である。しばらく、その豪華絢爛なショーを対面の歩道から呆然と見つめていた。

「もう、あきらめよう」。だれかがそう言ってくれるのを待ったが、そこは写真好きなタイ人が許さない。敵意はないよ~、無ですよ~、とアピールしながら強行突破をはかり、やっとの思いで到着。おしゃれな猿のウォールアートの前で猿のポーズをとってハイチーズ。ここにも敵が多いのでそそくさと退散。

 

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ウォールアート。フォトジェニックであることは間違いないが、安心して写真を撮れる立地ではない

 

至福のランチはタイ・プアン料理

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タイ・プアン料理の揚げ魚肉ソーセージ。わたしはこれが一番好き!

 

その後、博物館やお寺を観光して、いよいよランチタイム。旧市街からソンテウに乗り、フードトリップの目的地「マットミー」へ。ここは食にうるさいブンさんが、調べに調べて見つけてくれたお店。タイ・プアン料理なるものが食べられるらしい。

 

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ゲーンソム・プアン。筍たっぷりのタマリンドカレースープ

 

タイ・プアンとは、昔ラオスのチェンクワーンに住んでいた人のこと。ラタナコーシン時代初期(1782年くらい)からロッブリーにやってきたらしい。ここのナワラート店長はタイ・プアンの子孫。タイとラオス両方の特徴をミックスした料理が評判で、開店から20年経った今でも地元タイ人から評判の大人気店だ。

 

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右手にあるのが一番人気のプラーラー・サップ

 

一番人気のメニューはプラーラー・サップ(魚塩漬け)。バナナの葉で魚塩漬けを包み焼いて刻み、レモングラス、赤たまねぎ、ナンキョウと混ぜ、唐辛子を入れたもの。野菜やゆで卵につけて食べる。そのほか、酸味のある揚げソーセージ、プラー・ソム・ファックなど、食べたことのない料理のオンパレード。タイ人も初めて食べた、おいしい! と絶賛。

結局、帰りの列車の時間まで、この店に3時間くらいいた。だれも動こうとはしなかった。だって猿がいないここはサンクチュアリだから。ごちそうさまでした。

 

タイムテーブル

07:00    フアラムポーン駅出発
09:45    ロッブリー駅到着
10:00    プラ・プラーン・サーム・ヨート
10:30    ウォールアート前撮影
11:00    お寺サーン・プラ・カーン
11:30    国立博物館
13:00    マットミーでランチ
16:30    駅前で自由行動
17:30    ロッブリー駅発
20:00    バンコク着

 

見どころ

猿のウォールアート

国立博物館
(プラ・ナーラーイラーチャニウェート宮殿)
場所:Phra Ram, Tha Hin, Lop Buri
電話:0-3641-1458
時間:[博物館]:8時半~16時 月火祝休
[プラ・ナーラーイラーチャニウェート宮殿]:8時半~18時 月火休
料金:外国人150B

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