
アイス天国バンコク

アイスが大好きです。ラマ4世通りのビッグCに行くと、とりあえずデイリークイーンの素通りはできません。ソフトクリーム片手にボ~っとひとり歩く主婦がいたら、それはさっちぃです。
ここバンコクはアイス天国。マックもKFCも10B前後でソフトクリームを提供する国です。2002年の来タイ当初は、アイスは屋台でゲットでした。チリンチリン~♪ とココナッツアイス屋さん。パンにはさんで、食べる衝撃の出合い。甘さとパンの塩味とのマッチングの奇跡に魂奪われました。
「テ~レレ♪ テ~レレ♪」。夕方のスクムビットに響き渡っていたあの音楽はWALL’S。どれほど、子供に買い与えたことか。お気に入りはオバルティン味。
当時、輸入品のパピコやヨーロピアンシュガーコーンをフジで見かけるも、お値段は日本の3倍。あれは食べ物ではありません!と子供たちに教え、自分に言い聞かせたものでした。
その後、マグナムとの出合いで、私の中のハーゲンダッツに代わる濃厚アイス快進撃がバンコクで展開されました。40Bでこの味、しかもコンビニやで? マグナムと私の蜜月時代です。
日本のアイスも参戦!
そうこうしているうちに、日本企業もアイス市場に参戦!
ガリガリ君がフジ1に現れた当初は、入荷しても即売り切れの日々。買えた買えなかったを奥様たちで騒いだものです。
その後、フタバのアイスが25Bで登場。昭和の駄菓子チックなノスタルジアにハートを鷲掴みされました。アイスクッキーと特デカチョコバーが大のお気に入り。ラクトアイスの幸せは私を瞬時に子供時代に戻らせるのです。

そして、さらに、満を持して王者グリコが現れましたね。ジャイアントコーンを25Bで売ったグリコには、私はどれほど感謝しても感謝しきれない!
夜中家族が寝静まった頃、冷蔵庫の前に立ち、ピリピリとジャイアントコーンをめくる瞬間の幸福感。今日もよく頑張ったね♪とチョコとナッツが私を労ってくれるのです(笑)。アイスなしにバンコク生活は語れないのでした。

文・イラスト/駐妻探偵4号帰ってきたさっちぃ








