タイ料理

【食先案内人・ペーの屋台の細道】クイティアオ・ ヤム・ボック (混ぜ米麺)

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クイティアオ・ヤム・ボック(混ぜ米麺)

 

消滅危機メニュー!?

暑い季節に食べたくなる料理といえば、日本人なら冷やし中華、僕にとっては「クイティアオ・ヤム・ボック」だ。

この料理の前に「クイティアオ・ボック」の説明は外せない。幅広の米麺で肉や海産物、野菜、ピーナッツ、干しエビなど様々な具材を一口サイズに包み、タレをつけて食べる。ミアンカムやネームヌアンに似た、昔ながらの軽食だ。

クイティアオ・ヤム・ボックは、そのクイティアオ・ボックを応用したもの。小腹を満たすスナックから立派な一食分に変化し、少しずつ具材を包む一口タイプから一度に全量を混ぜ合わせる丼タイプへと増量した。

この店では蒸した米麺を干しエビやピーナッツ、揚げニンニク、そしてレタスや人参、ハーブなどの生野菜、唐辛子とともに盛り付ける。主役はぷりっぷりのエビと豚トロの炙り焼きだ。そこへナムプラー、砂糖、マナオ汁を混ぜた甘酸っぱいタレをかけ、全体をよく混ぜ合わせる。脂の乗った豚トロとシャキシャキ野菜、カリカリのピーナッツなど、異なる食感と味の競演は最高だ。野菜をたっぷりとれるから体にもいいね。

本当はクイティアオ・ボックの店を紹介したかったのだが、今では見かけなくなってしまった。いずれこの料理が消滅してしまうのではと危惧している。タイらしい味付けといいユニークなスタイルといい、パーティーの際などまだまだ活躍の余地はあるはず。せめてこんなタイ料理もある、ということを読者の皆さんに知っておいてもらいたい。

日本人のタイ料理教室では伝統的な料理が人気と聞いたので、いつかクイティアオ・ボックもタイ料理好きな日本人の中で定着し、やがてタイ人の中でも復活することを願っている。自国の文化の素晴らしさを外国人から教わることもあるからね。

 

クロップ・クルアン

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店主・オームさんが約20年前に始めた麺食堂。前は洋服の仕立屋だったが、’97 年のアジア通貨危機で廃業を余儀なくされ、飲食業に鞍替えした。以前から好物だったクイティアオ・ヤム・ボックの店を始めたところ、評判が評判を呼び、現在も順調に客足を増やしている。化学調味料を使っていないうえに具だくさんで一杯45B。もしお腹に余裕があるなら、カノム・チーンや点心などほかのメニューも豊富に揃っているので試してみてほしい。

時間:9時~15時 日休
電話:0-2278-3279、08-1425-8408

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