川エビが豪華なタム・トンロー
飲食激戦区のトンローに今年、新たなイサーン(東北タイ)料理店がオープンした。店内はカラフルな書体のタイ語ステッカーや寺祭りのネオン、ピーターコーン(ルーイ県のお祭りに登場する精霊)など、タイの田舎を象徴するデザインを取り入れ、カジュアルな内装になっている。
カラフルな色遣いの店内
まずは店名にもなっている「タム・トンロー」を試食。これは「トンロー風ソムタム」という意味で、すでに一般的なソムタムの「タム・コラート」「タム・ラーオ」にならって「トンローの新しい名物にしたい」とオーナーが編み出したメニューだとか。
ハイソな店がひしめくトンローらしく、大ぶりの川エビをどんと乗せたほか、具材のタイソーセージは本場のチェンマイから取り寄せている本格派。メインのソムタムは青パパイヤをきしめんのように平たく削いでいて、シャキシャキ感が強い。
ガイ・ヤーン(半羽)
「ガイ・ヤーン」はサイズが小さいけれど肉の多い地鶏を使用。「大きいと漬けダレが中まで染みない」「皮が先になくならないように」と細部までこだわり、専用の焼き機でちょうどいい焼き具合で提供しているとか。こだわるだけあって、肉は脂っこくなく、身が締まっているのに程よくしっとりしていて食べやすい。
「ラープ・ウンセン」は春雨をたっぷり使った香草和え。味が濃いけれどカロリー低めで、ダイエッターにはうれしい一品だ。
そこらの食堂に比べると少し高いが、それに見合うよう料理もしっかりグレードアップしている所に誠実さを感じた。
タム・トンロー
時間:10時~22時 無休
場所:2nd Fl., The Taste, Soi Thonglor 11, Sukhumvit 55 Rd.
電話:09-1874-4999
Web:www.facebook.com/tumthongloratthetaste
料金:タム・トンロー795B 、ガイ・ヤーン( 半羽)230B、ラープ・ウンセン85B