昼時は行列覚悟!? ハズレなしのカレー食堂
タイ人の口コミ情報やダコネットで日本人読者から名前の挙がったタイ・カレーの有名店。「このカレーを食べるならここに行け」「このお店に行くなら、このカレー」と言われるものをピックアップした。なくなり次第終了のお店も多いので、早めの時間帯に行くべし!
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おしゃれ食堂でしょうがの効いた北タイ・カレー
ホーム・ドゥアン・チェンマイ

ゲーン・ハンレー
こちらのお店は、チェンマイ生まれの店主・チョーンおばさんによるタイ北部の味が堪能できるおかず乗せご飯食堂だ。自然光がふんだんに入る店内は、料理人であるおばちゃんたちの似顔絵やイラストが描かれ、おしゃれなカフェのよう。
カウンターには、カオソーイ(タイ北部のカレー麺)やナムプリック・オーン(トマトと豚ミンチ肉のディップ)、自家製サイウア(ハーブ・ソーセージ)など12種類のおかずが並び、日替わりで半分ほどが入れ替わるとのこと。
鮮やかな赤色、ほんのり甘口の「ゲーン・ハンレー」。たっぷり盛られるメインの肉は豚のネックのみを使用し、約3時間かけて煮込む。ほろほろの柔らかさで中まで汁が染み込んでおり、うまい! しょうがのピリ辛がいいアクセント。ご飯もしくは、カオソーイ麺に掛けてもOK。豚、野菜、スパイスのブレンド具合が絶妙な一杯だ。
70/2 Soi 63(Ekamai), Sukhumvit Rd.
08-4040-5565
9時〜15時 土日休
www.facebook.com/homduan2011
カレーの種類 ゲーン・ハンレー+ご飯45B(カオソーイ麺に掛ける場合60B)
2種類(日替わり:ゲーン・キアオワーンなど)おかず乗せご飯1種45B、2種55B
王室御用達、やさしい味のグリーン・カレー
クルア・アプソーン

鶏肉入りゲーン・キアオワーン
王族に料理を給したこともあるデーンさんがオーナーを務める「クルア・アプソーン」。バンコク都内に3店舗あるうちの本店がこちら。格式張ったお店かと思いきや、タウンハウスの1階にあるこじんまりとした食堂だった。
外国人も多く入るこのお店で、タイ人にも外国人にも人気なのが「鶏肉入りゲーン・キアオワーン」。ココナッツミルクの油が分離しないよう注意が払われ、一皿ずつ丁寧に作られる。味付けされた鶏肉と、白ナスや椰子の芽のほどよい固さの野菜が、たんまり入っているのがうれしい。ほどよい辛さでタイ料理初心者にも安心しておすすめできる。
503-505 Sam Sen Rd.
0-2241-8528
10時半〜19時半 日休
www.kruaapsorn.com
鶏肉入りゲーン・キアオワーン100B
4種類(ゲーン・パー100B〜、ゲーン・ルアン120B、ゲーン・マッサマン70B)
創業44年、当初から変わらぬマッサマン
サグアンシー

鶏肉入りゲーン・マッサマン
高級ホテルや大使館が並ぶウィッタユ通りに店を構えて44年目を迎える老舗のタイ料理店。薄暗い店内はレトロな雰囲気が充満し、別の世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える。10時から午後3時までという短時間営業だが、常に多くのお客さんでにぎわう。
おすすめは、日替わりメニューで月曜日にのみ登場する「鶏肉入りゲーン・マッサマン」だ。器からはみ出さんばかりの鶏モモ肉はスプーンで切り分けられるほどに柔らかい。じゃがいもやピーナッツ、赤たまねぎがことこと煮込まれており、さらなるコクと甘味を加える。くどくない味付けで、スプーンを持つ手が止まらない。

59/1 Witthayu Rd.
0-2251-9378、0-2252-7637
10時〜15時 日休
鶏肉入りゲーン・マッサマン65B
定番メニュー3種類(ゲーン・パー60B、ゲーン・タイプラー50B、ゲーン・ルアン50B)、日替わり1〜2種類(火・金:アヒル炭火焼き入りのゲーン・ペット80B、水・木:ゲーン・キアオワーン80Bなど)
パイナップルとココナッツミルク、クリーミー&フルーティー・カレー
パー・レイ

エビとパイナップル入りゲーン・クア
※写真は撮影用の器。通常はご飯に掛ける
75歳のレイおばあちゃんが店を切り盛りする、120席もある大きなおかず乗せご飯食堂。用意されるおかずは、日毎だけでなく朝と昼でもガラリと変わるのだとか。
「エビとパイナップル入りゲーン・クア」は、とろとろとシチュー度の高いカレー。パイナップルの実がふんだんに入った甘口なのだが、白ご飯との相性がばっちりで、おかずとしてしっかり成立しているから不思議だ。ココナッツミルクとパイナップルの酸味によるヨーグルトの味わいがクセになるタイ・カレー。
このメニュー、毎日はないのだけれど、レイおばちゃん曰く「前日までにリクエストくれたら用意しておくよ」とのこと。
4-5-6 Tiem Raum Mit Rd.(タイカルチャーセンター横)
0-2247-2184、0-2248-3869
5時〜19時 無休
エビとパイナップル入りゲーン・クア乗せご飯30B
3種類(日替わり:ゲーン・キアオワーン、ゲーン・ソムなど)おかず乗せご飯1種30B、2種35B
魚の内臓発酵エキス満点、クセになる味
クアクリン・パックソット

ゲーン・タイプラー
低音で流れるジャズ、さりげないアート作品。おしゃれで落ち着ける空間と雰囲気を持つタイ料理レストラン。本格味の南部料理を提供するこの店の「ゲーン・タイプラー」が絶品という話を聞きつけてやってきた。
魚の内臓発酵汁「タイプラー」を使うため一般的には臭みが気になる一皿だが、こちらではチュンポン県の親戚によるこだわりの手作り品を使う。見せてもらったタイプラーは上質のイカの塩辛のような香りがした。
タイプラーとこぶみかんの葉が芳しいカレーだけれど、体の芯から熱くなる辛さなので要注意。これから暑くなる季節に精力をつけるのにぴったりかも!? 独特の香りと辛さがクセになる。
598/1 Soi Thonglor 5, Sukhumvit 55 Rd.
08-1811-5458
11時〜14時半、17時半〜21時半 無休
www.facebook.com/KhuaKlingPakSod
ゲーン・タイプラー180B
6種(ゲーン・キアオワーン160B〜、ゲーン・ソム180B〜、ゲーン・ルアン180B、ゲーン・プリック・キーヌー160B、ゲーン・プー380B)
潮の香りと森の幸、自然を満喫できる一杯
ゲーン・パー・シーヤーン

ナイフフィッシュのつみれ入り ゲーン・パー
※写真は撮影用の器。普段はステンレスの容器
ダコタイ編集長(当時)ペーに「おいしいタイ・カレー屋さんはどこ?」と聞いたときに、間髪いれずに名前が挙がったのがこちら。その言葉に従い、さっそく行ってみた。午後3時を過ぎてもまだまだ席が埋まっており人気のほどが伺える。
店主おすすめの「ナイフフィッシュのつみれ入りゲーン・パー」は、海と山の幸が詰まったカレー。自家製プリック・ゲーンには、チャンタブリー県の専門店に特注するエビ味噌を使用。干しエビの芳醇な香りが上ってくる。たけのこ、白ナス、セイバンナスビ、ガジュツなど野菜がたっぷり入り、都会に居ながらにしてして自然の味を満喫できる一杯だ。
954/2 Nakorn Chai Sri Rd
0-2241-4216
10時〜21時 日休
ナイフフィッシュのつみれ入り ゲーン・パー80B
5種(ゲーン・キアオワーン80B〜、ゲーン・ソム100B〜、ゲーン・クア80B〜、ゲーン・タイプラー80B〜)
10種類のカレーが揃う市場内の人気惣菜店
ゲーン・メー・マーリー

ダルマカマスとたけのこのゲーン・ルアン
野菜入りゲーン・ソム(写真左)
オートーコー市場内で営業すること17年のお持ち帰り専門の惣菜屋さん。50以上のおかずとゲーンが、6区画分の大きな店舗に所狭しと並ぶ。
こちらには10種類以上ものタイ・カレーが揃う。魚の風味が豊かな「ダルマカマスとたけのこのゲーン・ルアン」は、店主が南部に行ったときに気に入ったお店でレシピを教えてもらったという一品。本格味で辛めだが、大振りの魚の身やたけのこがふんだんに入り食べ応えあり。ご飯がすすむ。「野菜入りゲーン・ソム」は酸味の効いたカレーだが、野菜の甘みが染み出した優しい味わい。白菜、スイカの若い実、菜心、シロゴチョウの花など、野菜のどれもがしゃきしゃきしていて楽しい食感だ。
9/11-13,18-20 O.T.K. Market, 101 Kamphaeng Phet Rd.
08-9770-1713、0-2618-6913
7時〜18時 無休
ダルマカマスとたけのこのゲーン・ルアン、野菜入りゲーン・ソム各50B、100B
10種(ゲーン・キアオワーン、ゲーン・ペット、ゲーン・ソム、ゲーン・クア、ゲーン・テーポー、ゲーン・パー、ゲーン・タイプラー、ゲーン・ルアン、ゲーン・マッサマン、ゲーン・パネーン)各50B、100B
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