バジルは、シソ科の植物でハーブの王様と呼ばれています。中でも英語でホーリーバジル(聖なるバジル)と呼ばれる品種は、万能薬かと思うほどの 効能が謳われ、インドでは不老不死の薬として大事にされています。そんなありがたいバジルですが、タイでは身近なキッチンハーブとして使われています。それが「ガパオ」です。
ガパオは、いつの間にか料理名として歩き出してしまいました。タイ料理が広 まるのはうれしいのですが、スイートバジルを使ったガパオ炒めが出回るのは、なんとももどかしくもあります。スイートバジルやほかのバジルもたしかに おいしく香りはいいのですが、それぞれに特徴があって、ガパオと は風味が全 然違います。
なんとか正しいガパオ料理が広まってほしいのですが、日本でガパオを手に入 れるのは難しいでしょうし、詳しくないと生のバジルを見ても区別がつ かない でしょう。
そこで食べてほしいのがヤマモリの「ガパオごはん」です。本場のガパオたっ ぷり、ひき肉とオイスターソースベースでご飯にぴったり。封を開けた ら、思 わず目玉焼きを焼きたくなるでしょう。ありがたい聖なるバジルですが、タイの 屋台ご飯ですから、気取らずガツガツいきたいですね。
(ヤマモリ提供)