私編集長Fの生まれ故郷・北海道には、北海道限定のお菓子や飲み物が非常に多いのですが、その中でも特に個人的に好きなのがガラナ。北海道には写真のコアップ・ガラナとキリン・ガラナの2種類があるのですが、子供の頃からこれやソフト・カツゲンをよく飲んで育ってきました。
飲み物自体の見た目は黒褐色でコーラによく似ているのですが、コーラをさらに酸っぱくフルーティーにしたような口当たりが特徴です。飲みなれない人は「薬っぽい味」と表現する人もいます。
私にとってはまさにソウルドリンクとも呼べるこのガラナ。大学生になって本州に渡った時、ちょっと大人の男性向けの雑誌に「ガラナチョコ」なるものが載っていて、衝撃を受けた記憶があります。「ガラナチョコ」とは、女性に食べさせることで女性をその気にさせてしまうという魔法のチョコ……らしいのです。買ったことがないので効果の程は分かりませんが、北海道人にとってコーラ的なありふれた飲み物と同じ名前がそんな大人のお菓子みたいなものに使われているとは……。
このガラナチョコの発見は、「東京では月刊誌が発売日どおりに店頭に並ぶ、しかも店によっては1日早い!」という事実を目の当たりにした時に匹敵する上京時の衝撃でした。ちなみに北海道では当時、発売日から2、3日遅れて発売になっていました(これは20年くらい前の話なので、今も遅れるかどうかは知りませんが)。
そんな思い出深い飲み物がこのガラナで、地元・北海道に帰った時は必ず1回は飲むようにしているのですが、そんな北海道限定のローカルドリンクを、なんとここバンコクで発見してしまいました!
といっても、コアップ・ガラナやキリン・ガラナが進出してきたわけではないのですが、北海道人としてはうれしい限りです。
そしてこちらがそのガラナです!
じゃーーーーーん!
「SMIRNOFF MIDNIGHT 100 GUARANA」
です! 北海道のガラナとは違って、なんとスミルノフ・ウォッカのガラナ割り! つまりアルコール飲料です!
個人的にはこのガラナとお酒という組み合わせは想像の範囲外。普通に考えたらあり得るのでしょうが、子供の時によく飲んでいた飲み物がこんな大人な扱いをされるなんて。このあり得なさは、たぶんウォッカのファンタ割りに近いイメージでしょうか。
甘いお酒はあまりすきじゃないのですが、ガラナ好きとしてはこれを放っておく手はありません。さっそく1本購入して味見してみました。250ml入りの缶で1本35Bです。
試飲した結果はというと……紛れもなく懐かしのあの味のガラナにウォッカを混ぜた感じ。
そのまんまの表現ですみませんが、そうとしか言えない味でした。
ウォッカ入りなので、北海道でいつも飲んでいたガラナとは違いますが、あのガラナが欲しくなった時には飲んでみようと思います。
しかし、商品名に「MIDNIGHT 100」ってあるってことは、世界的にもガラナ=夜の食べ物・飲み物というイメージなんでしょうね。ここでまたひとつ勉強になりました。(F)








