バンコクから近い上に好メンテ!! あのグレッグ・ノーマン設計の名コース。
ゴルフ好き同士がバトンを渡しながら自分の愛するコースを紹介していくリレーコラムの第42回。今回は、日本ツアーの開幕戦を飾ったコースを、大学生ゴルファー佐藤さんが紹介してくれます。
今号のゴルファー:佐藤聴成
チュラロンコン大学商学部2年生、ゴルフ部所属。タイ在住2年。ゴルフ暦8年。ベストスコア70。もっとうまくなりたいです。
今年の日本ツアーの幕を開けた名コース
この度ご紹介させていただくのは、バンコクから車で約30分程のところにあるタナシティです。今年の日本男子プロツアーの開幕戦の舞台となったコースとして話題になっていますね。
タナシティの特徴は、バンコク都心からの近さ、コースの面白さ、ツアープロたちも認めるメンテナンスの良さ、そして充実したファシリティーの数々です。
クラブハウスは最近改装を行い、ピッカピカ。ロッカーとシャワーもとても清潔です。洋食とタイ料理がメインのレストランは少し値段が高めなものの、味は文句なしといったところでしょうか。
広いドライビング・レンジと整えられたピッチング、パッティング・グリーンは、ラウンド前に体を動かしておきたい! という人には大変嬉しい設備です。
技量が試される! 戦略性の高いホール多し
コースのメンテナンスも細かいところまで手が行き届いています。フェアウェイの芝は立ち、グリーン上も丁寧にローラーが掛けられており、カップも綺麗に切られています。フェアウェイとラフの境目もしっかりとしていて、林の中のラフではボールを失くしてしまうほど。半島状のグリーンも多く、ショートゲームの技量も試されます。
パー4は距離、そして形に多様で、11番ホールのようなチャンスホールもあれば、9番ホールのように非常にチャレンジングなホールもあり、ゴルファーたちを飽きさせません。
コースの特徴として、おそらくプレイヤーの印象に一番残るのが、ほとんどのホールに絡んでくる池と戦略的に位置付けられたバンカーたちでしょう。
特にそれらが目立つのが14番ホールのようなパー5です。ティーショットでは、目に飛び込んでくる池もさる事ながら、グリーン周りのバンカーと水はミスショットを誘います。
そんな技量と度胸の両方を要求されるこのコースの設計者は、シャークこと、あのグレッグ・ノーマン。タイで彼が設計を手がけたのは実はここ、タナシティだけなんです。このコースのチャンピオン・ティーにはシャークの刻印が!
一度チャンピオン・ティーから回って、ノーマンになった気分を味わってみてはいかがでしょう?
Thana City Golf & Sports Club
住所: 100/2 Moo 4, Bangna-Trad Rd., KM 14, Bangchalong, Bangplee, Samut Prakarn
電話: 0-2336-1968~72
料金: ビジター:平日2000B、土日祝3500B、3000B(10時56分~) キャディ300B/18ホール
ひとことまとめデータ
コースの面白さ ★★★★☆
料金 ★★★★☆
施設 ★★★★★
ココ注意!:土日の午後はコンペ多し。予約がオススメ