イチ押し屋台をSNSで応援
「屋台はいつもそばにいないと」という意味のハッシュタグを付けたツイッターの投稿が、タイ人の間で流行しています。
このハッシュタグは、コロナ禍で売り上げが落ちた屋台を応援しようというのが狙い。一般人から有名人まで様々な人が、おいしい屋台を見つけた際に投稿しているんです。最近は屋台だけでなく、普通の食堂や服や雑貨を販売している店にも使われるようになっています。
タイの人気俳優・ブライトがラップラオのソイ12にある麺・鍋などの料理屋を紹介したツイートは、「リツイート」が約5万、「いいね!」は14万以上を集める反響を集めています。実際にお店の人に聞いたところ、ファンの若者が店に来ることが増えたということでした。
このハッシュタグの検索はこちらから。
新しいライブ配信が話題に
部屋を取り囲むモニターを通して、リアルタイムでアーティストとファンの交流ができる最新のスタジオが話題を集めました。
5月開催の人気バンドによるライブは、販売開始10分で1000枚のチケットが完売。スタジオを運営する音楽レーベルWhat The Duck所属の歌手によるライブは、6月7日にも予定されています。
「幸せのシェア」で助け合い
新型コロナの状況下で困っている人々を助けるため、食料品を自由に持ち出しができる「幸せをシェアする棚」が、タイ全土に広まっています。
タイ語で「トゥー・パン・スック」と呼ばれるこの棚は、食料品の持ち出しだけでなく、持ち込むのも自由。困っている人が感謝を述べるのはもちろん、食べ物を持ち込んだ人からも「住民同士が助け合える良い機会になっている」と好評です。
この取り組み、実はあるタイ人がバンコクを中心に5カ所に設置したことからスタート。5月11日時点で、なんとタイ国内51県249カ所に設置されるほど拡大しました。
ただし、この棚を巡っては問題も起きています。一部の人間が棚の中身をすべて持ち帰ってしまうことが各地で発生したり、いつもの場所に棚がなかったことに腹を立てた利用者が棚の所有者に暴言を吐くという事例も。1人ひとりのマナーが求められています。